ヘッドスプリングは、EVや蓄電システムに不可欠な二次電池の開発・量産を支援する「バッテリセル用充放電試験システム」の提供を開始した。
リチウムイオン電池をはじめとする二次電池は、EVや蓄電システム、建機、モバイル製品などへ採用が急拡大している。それに伴い、安全性やエネルギー密度への要求は高度化し、全固体電池や4680系セルといった次世代電池の開発も加速している。
バッテリセルは、用途に応じて直列・並列に接続して組電池として使用される。しかし個々のセルの性能ばらつきは製品全体の寿命や安全性に直結するため、製造時の「フォーメーション」と呼ばれる初期充放電工程では、極めて厳密な管理が欠かせないという。この工程における電流・電圧の制御精度がセル特性そのものを左右し、最終製品の品質を決定づけるため、より高性能で高精度な充放電装置の重要性が一層高まっている。
同商品は、そのようなニーズに応えるために開発。電圧・電流ともに±0.02%F.S.の超高精度を実現し、DCIR測定等において高い再現性を確保する。多チャンネル(8~96ch)構成で、大量セルの同時試験が可能でありながら、600mm×600mmの高密度設計により設置面積を最小限に抑えた。
CC・CVモードに加え、DCIR測定、パルス試験にも対応できる専用充放電ソフトウェアも付属。データロガー、恒温槽、マルチメータなどの外部機器との連携もできる。製造ラインのみでなく、バッテリセル開発段階での試験にも活用が可能。
今後は、既存製品である双方向直流電源、バッテリセルシミュレータ、モジュール・パック用バッテリ充放電試験システムなどと同製品を組み合わせ、セルからパックまで一貫した評価環境を提供していく。


