AZWAYは3月4日、子どもの習い事に関する調査の結果を発表した。調査は2026年1月4日~1月6日、10代~60代の男女(子どもあり・なし含む)300人を対象にインターネットで行われた。

習い事経験者は52.7%

  • 子どもの習い事の状況

    子どもの習い事の状況

回答者300人のうち、子どもの習い事について現在通っている人は34.3%(103人)、過去に通っていた人は18.3%(55人)で、合計52.7%(158人)が習い事経験ありだった。

一方で子どもはいるが、習い事に通わせたことはないは19.3%(58人)、子どもはいない(既に成人済み・妊娠中など含む)は28.0%(84人)だった。

習い事経験者が過半数を占める結果となった。現在進行形で通わせている家庭が3割強いることから、習い事は多くの子育て世帯にとって日常の一部になっている様子がうかがえる。

費用がかかりやすい時期

  • 費用がかかりやすい時期

    費用がかかりやすい時期

習い事経験者158人に最もお金がかかりやすかった時期を聞くと、最多は小学校4~6年29.7%(47人)と中学生29.7%(47人)で同率だった。

次いで小学校1~3年19.6%(31人)、高校生10.8%(17人)、0~6歳(未就学児)10.1%(16人)となり、小学校中学年~中学生にかけて費用が増えやすい傾向がうかがえる。

この時期は受験準備や部活動との両立、専門性の高い指導が必要になるタイミングと重なる。未就学児から始めた習い事も、学年が上がるにつれて内容が高度化し、費用も段階的に上がっていく実態が見えてくる。

通わせたことがある習い事

  • 通わせた習い事ジャンル TOP10

    通わせた習い事ジャンル TOP10

通わせたことがある習い事ジャンル(複数回答)では、日常的に続けやすいジャンルが上位に並んだ。回答を合算すると、習い事経験者1人あたり平均1.9種類を選択しており、複数ジャンルを組み合わせる家庭像も見える。

スポーツ系と学習塾が同率トップという点にも注目できる。身体を動かす習い事と学力強化の習い事、この両輪をバランスよく取り入れたいという親の意識が表れている。また、平均1.9種類という数字から、多くの家庭が習い事を掛け持ちさせている現実も浮かび上がる。

習い事の月額費用

  • 習い事の月額費用

    習い事の月額費用

習い事費用の月額(合計)の自由記述を集計したところ、月額として読み取れる回答は156人分だった。分布の最多は3万~5万円未満31.4%(49人)。続いて1万~2万円未満21.8%(34人)、5,000~1万円未満17.9%(28人)が続いた。月額3万円以上は38.5%(60人)、月額5万円以上も7.1%(11人)あり、一定数は習い事が家計の固定費になっている状況がうかがえる。なお、月額の平均は約2万3,600円、中央値は2万円だった。

月額3万円以上が4割近くを占める点も注目に値する。携帯電話代や光熱費と並ぶレベルの固定費として、習い事が家計に組み込まれている実態が見える。

中央値が2万円という点も、多くの家庭にとって決して軽くない金額だ。複数の習い事を組み合わせれば、この水準に達するのは自然な流れとも言える。

いちばんお金がかかる習い事

  • いちばんお金がかかる習い事

    いちばんお金がかかる習い事

習い事経験者158人にいちばんお金がかかる習い事を1つ選んでもらうと、学習塾が39.9%(63人)で最多だった。次いでスポーツ系12.7%(20人)、音楽・楽器系12.0%(19人)、語学10.1%(16人)が続く。その他では自由記述で体操、幼児教室などの回答が見られた。

学習塾が圧倒的1位という結果は、受験対策や成績向上への期待の高さを物語る。個別指導や進学塾になると月謝も高額になりやすく、さらに季節講習や教材費が加わることで、家計への影響が大きくなる構図が見えてくる。

負担は7割超、それでもやらせて良かったが9割

  • 負担はある。でも、やらせて良かった

    負担はある。でも、やらせて良かった

習い事費用についてかなり負担に感じる/感じた20.9%(33人)、やや負担に感じる/感じた51.9%(82人)で、合計72.8%(115人)が負担感ありと回答した。

一方で、習い事の経験全体を振り返る設問では、「費用がかかっても、やらせて良かったと思う」42.4%(67人)、「どちらかといえば、やらせて良かったと思う」48.1%(76人)となり、合計90.5%(143人)が肯定的だった。

家計の負担を感じつつも、学び・成長・生活リズムなどの面でやって良かったと捉える家庭が多数派であることが読み取れる。この負担感と満足感の両立こそが、現代の子育て世帯のリアルな姿と言える。7割が負担と答えながらも、9割がやらせて良かったと回答する背景には、子どもの成長や可能性を広げたいという親の想いがある。金銭的には厳しくても、得られる価値がそれを上回ると判断している家庭が大多数である実態が浮かび上がる。