春先は紫外線量が急増する時期だが、多くの人が対策の開始時期を誤解している実態が明らかになった。
医療法人社団鉄結会が実施した紫外線対策に関する調査では、「紫外線対策を本格的に始めるのは5月以降」と回答した人が71.3%にのぼり、春先の紫外線を十分に意識できていない状況が浮き彫りになった。
気象庁のデータによると、3月の紫外線量は真夏の約60%に達する。しかし、この事実を正しく認識していた人は16.3%にとどまり、83.7%が実際より低く見積もっていた。「30%以下」と答えた人も多く、季節による紫外線量の変化が正しく理解されていない傾向がうかがえる。
春に紫外線対策をしなかった人のうち、68.9%が「夏前にシミやそばかすが気になった」と回答しており、春先の対策不足が数か月後に影響する可能性が示された。
実際に行っている紫外線対策については、「日焼け止めのみ」が52.3%で最多となり、帽子や日傘との併用は15%にとどまった。複数の対策を組み合わせることで紫外線をより効果的に防げるとされるが、日常生活には十分浸透していないことがわかる。
スキンケアに関しては、「保湿を重視している」と回答した人が43.0%と最も多く、一方で美白ケアを挙げた人は28.7%にとどまった。シミ予防には紫外線対策と併せた総合的なケアが推奨されるが、その意識は限定的であることが示された。
今回の調査では、春の紫外線量に対する過小評価や、紫外線対策を始める時期の誤解が広く見られ、3月からの早期対策の必要性が改めて浮き彫りとなった。




