起立性調節障害改善協会は、2026年2月27日に「冬の朝のパフォーマンスと体調に関する調査」の結果を発表した。本調査は2026年2月25日〜26日、全国20代〜60代の男女300名を対象に、インターネットアンケート調査によって行われたもの。

約9割が「パフォーマンス低下」を実感

  • 冬の午前中、他の季節に比べて「仕事や家事のパフォーマンスが低下する」と感じることはあるか

    冬の午前中、他の季節に比べて「仕事や家事のパフォーマンスが低下する」と感じることはあるか

冬の午前中、他の季節に比べて「仕事や家事のパフォーマンスが低下する」と感じることがあるか聞いたところ、「時々ある」(56.0%)、「よくある」(33.0%)となり、合計89.0%が何らかの低下を実感していることがわかった。「あまりない」(9.0%)、「全くない」(2.0%)は少数にとどまった。

不調トップは「起き上がるのに時間がかかる」

  • Q2. 具体的に、午前中にどのような不調を感じるか

    Q2. 具体的に、午前中にどのような不調を感じるか

午前中に感じる具体的な不調は「布団から出られず、起き上がるのに時間がかかる」(35.8%)が最多だった。次いで「午前中ずっと頭がボーッとして、集中力が上がらない」(14.4%)、「顔色が悪かったり、手足が冷え切ったりしている」(13.7%)、「午前中は思考がネガティブになりやすい」(10.4%)、「朝食を食べる気が起きない」(6.0%)が続いた。

原因は「外気温の低さ」が最多

  • パフォーマンスが落ちる原因として考えられるものは?

    パフォーマンスが落ちる原因として考えられるものは?

パフォーマンス低下の原因としては「外気温の低さ」(24.0%)が最も多く、「自律神経の乱れ」(11.9%)、「年齢による体力の衰え」(10.8%)、「前日の夜更かし・睡眠不足」(10.7%)、「日照時間の短さ」(10.0%)が続いた。

対策は「朝食をしっかり食べる」

  • 冬の朝、不調を感じないために取っている対策は?

    冬の朝、不調を感じないために取っている対策は?

冬の朝の不調対策は「朝食をしっかり食べる」(13.5%)が最多。「なるべく日光を浴びるようにする」(12.8%)、「起きてすぐに温かい飲み物を飲む」(11.9%)、「軽いストレッチや運動をする」(11.4%)、「部屋を暖めてから起きる」(11.3%)が続いた。

「大人の起立性調節障害」認知は25.0%

  • 「起立性調節障害」は大人でも発症・再発し、午前中の不調の原因になることを知っているか

    「起立性調節障害」は大人でも発症・再発し、午前中の不調の原因になることを知っているか

「起立性調節障害」を知らなかったは40.7%、「大人がなるとは知らなかった」は34.3%、「知っている」は25.0%にとどまった。大人でも発症や再発があることへの理解は十分に広がっていない実態が浮き彫りになった。

約66.0%が受診に前向き

  • 「単なる冬の疲れ」ではなく「治療可能な疾患」の可能性がある場合、専門機関に相談したいと思うか

    「単なる冬の疲れ」ではなく「治療可能な疾患」の可能性がある場合、専門機関に相談したいと思うか

「単なる冬の疲れ」ではなく治療可能な疾患の可能性がある場合については、「セルフケアで改善しないなら相談したい」(57.0%)と「ぜひ相談したい」(9.0%)を合わせて66.0%が専門機関への相談に前向きな姿勢を示した。一方で「どこに相談すればいいかわからない」(8.3%)という回答もみられた。

今回の調査から、冬の朝の不調は多くの人が抱える課題であり、その背景には自律神経の乱れや起立性調節障害の可能性があることが示された。