京王電鉄は、「京王線8000系GTO-VVVFインバータ制御装置搭載車両で行く録音ツアー」を3月21日に開催すると発表した。車両の音が好きなファン、いわゆる「音鉄」向けに実施される。京王電鉄としては初の企画だという。

  • 京王線の車両8000系イメージ

    京王線の車両8000系イメージ

京王線で活躍する8000系は、1992年の登場当時からGTOサイリスタVVVFインバータ制御装置を搭載しているが、現在は更新工事を進めており、この装置を搭載する編成は残り2編成だという。同装置搭載車は独特の変調音が鉄道ファンらの間で人気を誇ることから、営業列車では実現できない環境で録音を楽しめる機会を設けることとした。

ツアーは午前の部(9時15分から12時20分頃まで)と午後の部(12時45分から15時50分頃まで)の2回開催。午前と午後で走行ルートを変え、特別なダイヤ・種別の下、低速や高速などさまざまな加減速を組み合わせた運転を行う。

使用車両は8713編成または8714編成(ともに10両編成)。当日はVVVFインバータ制御装置を搭載した3両のうち2両を無人状態の「録音専用車両」とし、床下面直上の音を収録できる環境を用意する。参加者は録音中、別車両に乗車することとする。駅間での停車や再起動をはじめ、VVVFインバータ制御装置がより作動する運転を実施するほか、録音用車両の空調を停止するなど、音の環境も整える。若葉台車両基地内で転線などの演出を行い、通常は体験できない走行シーンも盛り込む。営業列車ではできない特別な体験として、車両床面にビニールシートを敷き、制御装置直上やモーター直上に直接耳を当てて音を聞けるスペースも設ける。

  • GTO-VVVFインバータ制御装置

    GTO-VVVFインバータ制御装置

  • モーター直上録音部分(写真左)とVVVFインバータ制御装置直上録音部分(同右)

    モーター直上録音部分(写真左)とVVVFインバータ制御装置直上録音部分(同右)

参加資格は中学生以上(未就学児や小学生以下の同伴は不可)。募集人数は各部60人、計120人。応募多数の場合は抽選となる。参加料金は1人1万円。3月8日23時59分まで、京王観光特設サイトで申込みを受け付ける。