「事故を起こしたから、30万円振り込んでほしい」友人の言葉を信じ、又吉直樹はお金を振り込んだ。だが翌日、思いがけないメールが届く。又吉直樹が『徹子の部屋』で最新長編小説『生きとるわ』の着想にもつながる、若き日の“実体験”を明かした。

又吉直樹

又吉直樹

最新長編小説『生きとるわ』と同じ体験をした過去

又吉は、24日放送のテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演。

小説家としても活躍する又吉。最新長編小説『生きとるわ』では、高校時代の友人と再会した会計士の主人公が、そのなかの問題児にお金を貸したまま姿を消されてしまうも、なぜか関係を断ち切れない姿を描いているという。

又吉自身にも若い頃に同じような体験をしたことがあったそうで、「友達から『事故を起こしたから、30万円を振り込んでくれ』と言われて。僕は騙されてしまって、30万を振り込んだ」と明かした。

しかし、罪悪感にかられた友人は翌日自白してきたという。

「その友達は本来、人をだませないやつ。切羽詰まって、言ってしまって、翌日『事故ったの嘘。お金がなかっただけ。ごめん』と子どもみたいに僕にメールを送ってきた(笑)」

そんな友人の姿に又吉は「ダメなんですけど、ちょっとかわいさを感じてしまう。真面目で真っすぐに生きている人は本当に尊敬するんですが、ちょっと間違ったことをしてしまう人にも惹かれてしまう」と振り返っていた。

真面目な人に憧れながらも、どこか不器用で間違えてしまう人に心を動かされてしまう。その複雑な感情こそが、又吉作品の原点なのかもしれない。

又吉が出演した24日放送の『徹子の部屋』は、Tverで3月3日まで見逃し配信中。

【編集部MEMO】
『徹子の部屋』は、1976年にスタートしたテレビ朝日系トーク番組。2026年で50周年を迎え、放送回数は1万2,000回を超えている。