西武鉄道は19日、新宿線の特急列車で使用している10000系の後継車両として、2027年春から新車両「トキイロ」を導入し、有料着席サービスを刷新すると発表した。移動時間に豊かで価値ある空間を提供し、サービス向上を図るとしている。
「トキイロ」の愛称は「時の色」をイメージ。車両デザインは朝・昼・夕の空の色をもとに、街並みや人々の隙間をつなげる様子を視覚的に表した波型のライン「エナジーウェーブ」に仕上げ、同社の車両では初の試みとして、全車両に異なるカラーリングを施す。車体前面は朝焼けと夕焼けをイメージしたダブルフェイスデザインを採用する。
座席の色は車体デザインに合わせたレッドとオレンジを採用。統一感のある車内空間を演出する。リクライニングシートの全席にコンセントを設置し、全車両で「SEIBU FREE Wi-Fi」を提供するなど、設備の充実を図る。快適な移動空間を作り上げる新しい試みとして、車両の内装・外装デザインに加え、愛称・ロゴ、さらにプロモーション計画まで一貫して、空間づくりの企業である丹青社とともに策定したとのこと。
塗装の不要な軽量アルミ車体の採用、消費電力が少ないVVVF制御装置の導入などにより、1編成あたりの消費電力量を現行の10000系(直流モーター車の場合)より約70%削減するとのこと。「トキイロ」の編成車両数は8両とされ、2027年春に運行開始予定だが、運行区間や停車駅などの運行形態は未定。具体的な運行開始日など、改めて発表するとしている。
なお、西武鉄道は「トキイロ」特設サイトを開設したほか、西武鉄道公式YouTubeチャンネルで「トキイロ」の構体検査の様子と車両概要を解説する動画も公開している。





