ABCテレビのドキュメンタリー番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』(毎週月曜25:52~)の#14「声の轍」が、16日に放送される。

  • 『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』 (C)ABCテレビ

    『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』 (C)ABCテレビ

同番組は、LDH所属アーティストが、グループとして新たな夢を目指して不退転の覚悟で進む道に密着するエンターテインメントドキュメンタリー。

1月26日からFANTASTICS編がスタートしており、16日の第4回は、メジャーデビュー8年目を迎えるFANTASTICSの今の姿を、2人のボーカリスト、八木勇征、中島颯太を通じて紐解いていく。

2017年、先行してパフォーマー集団として活動していたFANTASTICSに、倍率1万倍超にもなるオーディションを経て、八木と中島がボーカルとして新たに加入。新体制となった彼らは、すぐさま日本全国33会場78公演に渡り武者修行をスタートさせ、デビュー前にも関わらず計7.5万人に及ぶ観客を動員することに成功した。

番組は、デビュー7周年当日に、豊洲PITで行われた「FANTASTICS OFFICIAL FAN CLUB EVENT『FANTIME ~7th Anniversary Party!!~』」に密着。中島と、パフォーマーの堀夏喜、木村慧人が楽屋で談笑していたかと思えば、ステージ直前に、中島が円陣を組んで全員を鼓舞する姿も。普段は歌うことのないパフォーマーがマイクを握ったり、ボーカルたちがダンスに挑戦してみたり、メンバーからも自然な表情があふれるこの公演の合間には、重要な打ち合わせが行われていた。

それは、初のベストアルバムのタイトルを決めるためのもの。さまざまな案が提示されたが、この日、彼らはタイトルの決定を見送った。デビューから走り続けてきた7年間を思い出しながら大切に作り上げていくベストアルバムは、彼らの第1章完結と、新たなる旅の記録となる。カメラは、その制作過程にも密着した。

2025年12月、カメラはベストアルバムのリード曲「FINALE」のMV撮影現場へ。この曲のMVでは、今までのFANTASTICSのMVをオマージュするために、セットや演出は過去のMVができるだけ再現され、メンバーたちの衣装も、過去の衣装を組み合わせたものが用意された。 このオマージュは、振り付けにおいても同様。本作の振付を手がけたs**t kingzのNOPPOは、「僕も過去のMVや過去の彼らのインタビュー記事を読み返して、どういう思いでこれまでの曲に挑んできたのかを考えながら、振付に臨みました。FANTASTICS自身、メンバー1人1人が、今のFANTASTICSのフィナーレとして、次に進むんだという気持ちになれる振り付けを作ろうと思いました」と話す。

FANTASTICS第1章の完結にふさわしい様々な演出と思いが込められた「FINALE」は、ベストアルバムを語る上で欠かせない楽曲となっている。しかし今回は、さらにもう1曲、彼らにとって大きな意味を持つ楽曲の収録が決まっており、それはデビュー曲「OVER DRIVE」のリアレンジバージョン。

八木は「『VOCAL BATTLE AUDITION 5』の最終審査の課題曲でした」、中島は「初めてレコーディングというものをした曲」と、「OVER DRIVE」を振り返る。

当時のレコーディングも手がけた、サウンドプロデューサーのZEROは、「(当時は)普通の男の子からアーティストに変わる瞬間のレコーディングだった。7年、この曲を歌ってきて自分の曲になっているなと感じたし、今回アレンジが変わったことで、彼らもそれに合わせた表現をしている。それはこの7年間で彼らが成長した素晴らしい部分。驚きました」と語る。

2人のボーカリストは、デビュー時から同じ日にレコーディングできるようにスケジュールを調整。中島は、「どうしても別日になってしまうときには、歌詞カードに“がんばれ~!”とメッセージを残しあっている」と明かす。

初めてのレコーディング、初めてのステージ。FANTASTICSに加入してから、何度も乗り越えてきた瞬間があったという2人。決して平坦ではない道のりを共に乗り越えてきた2人は、今お互いに対して何を思うのか。

中島は「グループにボーカルが複数いたら、ぶつかり合うと思うんです。でも僕らはプロのパフォーマーの中に素人2人が入ったスタートだったから、2人で乗り越えないといけない試練ばかりだった。だからこそお互いが支えあっていたし、心のよりどころだった。それは今も変わらない。人生においても相方は、勇征くんしかいない。自分で選んだ相手ではないけれど、奇跡的な出会いだと思います」と吐露。

八木も「ボーカル2人は、“卵とごはん”。嫌いな人はいないってくらい、合う。でも“卵かけごはん”は、ただ卵を乗せただけじゃダメで、上手く混ぜないといけない。僕らもいいところも悪いところもリスペクトし合いながら、俯瞰し合いながら、混ざり合って、相乗効果を生んでいきたい。ツインボーカルとして、相棒として、一緒に隣でずっとずっと歌を歌う、代えの利かない存在なんじゃないかな」と相方への思いを語った。