![札幌MF福森晃斗 [写真]=佐藤博之](index_images/index.jpg)
明治安田J2・J3百年構想リーグ第2節、アウェイでRB大宮アルディージャと対戦した北海道コンサドーレ札幌は後半アディショナルタイムに失点を喫し、開幕2連敗となった。川井健太監督は「まずは本当に残念な結果になってしまい、大宮までに来ていただいた方々に申し訳なく思っています」と敵地で大声援を送り続けた約1,700名のファン・サポーターに謝罪。それでも「本当に一歩ずつ進んでいる感覚ですね。全てがいきなり劇的に変わることはないですが、前節より前進していますし、自信を持ってまた次に向かいたい」と前を向いた。
「我々にとって2026/27シーズンに戦力となり得る選手は誰なのか(川井監督)」。今季から札幌を指揮する川井監督は「結果と発掘。この二軸を大切にしなければいけません」と会見で述べた。大宮戦で「発掘」されたのは、福森晃斗のボランチ起用だ。福森は先発フル出場を果たし、CKから家泉怜依の先制点をアシスト。Jリーグ屈指の左足キッカーでもある福森を生かすシステムで大宮戦に臨んだ。
「彼は様々なポジションができると思いますが、たくさんボールを触って欲しいという部分と、間違いなく攻守で我々の選手の中で一番クオリティが高い。1本のパスを通せるか、通せないかで景色が変わるので、そういった部分に期待しています。今日はいいアシストをしてくれました。また90分出たことは彼にとって自信になると思いますし、我々にとってもいい発掘ができたと思っています(川井監督)」
札幌は福森を中心にゲームを展開し、2度リードに成功したものの、痛恨被弾で勝利を逃した。福森は「ボールを支配して相手ゴール前まで運んで決定的なチャンスも作れていましたし、攻撃面に関しては改善されたかなと思います」と手応えを口にしつつ、「ボランチで出場する以上はしっかりと状況を見ながら、もう少しチームをまとめること。まだやれることはあったのかなと思う試合でした」と反省点を述べた。
福森はミハイロ・ペトロヴィッチ監督時代にボランチを経験しているが「やり方は違いますし、いろいろ試行錯誤している」という。「ズミさん(小川佳純コーチ)にボールを受ける体の向き、キクさん(菊地直哉ヘッドコーチ)に守備のことも聞きながら、自分の中で噛み砕いて取り組んでいる段階です。まだ完成形ではないですし、個人的にはまだまだ良くなると思います。伸び代しかないと思うので、もっと上手くチームを落ち着かせる部分だったりを明確にやっていきたい」とさらなる進化へ意欲を示した。
3季ぶりに札幌に復帰し、川井監督新体制での新たな挑戦を前向きに捉えている。「新しい福森晃斗像を見つけられますし、『こういったこともできますよ』という新しい扉でもあると思います」と33歳で挑む新境地に胸を躍らせている。「後ろより体力的にもキツいですけど、やり甲斐はものすごくあります。左足で展開したりチャンスを作る部分は好きですし、点を取るよりアシストする方が自分に向いていると思います。楽しくやれていますね」と黒星の中でも確かな充実感を口にした。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
【動画】福森晃斗のCK→家泉怜依のヘッド!