JR貨物は、2026年3月14日のダイヤ改正で、物流の大動脈とされる「東京→大阪間」の輸送力を大幅に拡大するほか、「名古屋・岐阜→福岡間」など要望の多い区間で輸送力を増強する。大型コンテナのネットワーク拡大も図るとしている。
ダイヤ改正に伴うおもな変更点として、東海道・山陽本線経由で運転している現行の5073列車(東京貨物ターミナル駅8時9分発・福岡貨物ターミナル駅6時47分着)を変更。ダイヤ改正後、東京貨物ターミナル駅19時14分発・大阪貨物ターミナル駅5時46分着の5063列車、名古屋貨物ターミナル駅12時52分発・福岡貨物ターミナル駅6時47分着の1093列車(途中の岐阜貨物ターミナル駅、京都貨物駅、姫路貨物駅、広島貨物ターミナル駅、北九州貨物ターミナル駅に停車)を新設する。あわせてコンテナ列車1本を速達化。65列車を現行の東京貨物ターミナル駅22時59分発・大阪貨物ターミナル駅7時5分着から東京貨物ターミナル駅22時57分発・大阪貨物ターミナル駅6時45分着に変更し、所要時間を7時間48分(現行より18分短縮)とする。
他の一部列車でも輸送力の増強を行う。これらの変更にともない、東京貨物ターミナル駅から大阪方面の輸送力は現行の12ftコンテナ340個から12ftコンテナ475個(内訳は大阪貨物ターミナル駅へ220個、安治川口駅へ80個、吹田貨物ターミナル駅へ55個、百済貨物ターミナル駅へ120個)に拡大され、とくに東京貨物ターミナル~大阪貨物ターミナル間の輸送力がダイヤ改正前より125個増となっている。名古屋貨物ターミナル駅・岐阜貨物ターミナル駅から福岡貨物ターミナル駅への輸送力も、現行の12ftコンテナ120個から12ftコンテナ150個(名古屋貨物ターミナル駅から115個、岐阜貨物ターミナル駅から35個)に拡大される。
東海道・山陽本線経由の貨物列車を中心に、他にも要望の多い区間で輸送力の増強を行う。倉賀野駅19時25分発・福岡貨物ターミナル駅19時14分発の4056~5057列車において、途中の静岡貨物駅(1時38分発)からの輸送力を12ftコンテナ20個(現行より10個増)とするほか、福岡貨物ターミナル駅1時4分発・東京貨物ターミナル駅21時4分着(途中の北九州貨物ターミナル駅で5070列車から1054列車へ貨車継送)で12ftコンテナ10個の輸送力を新設。宇都宮貨物ターミナル駅17時58分発・広島貨物ターミナル駅15時3分着の4066~1067列車において、途中の神戸貨物ターミナル駅(7時1分着)まで12ftコンテナ5個の輸送力を新設する。
大型トラックとほぼ同サイズで、モーダルシフトのしやすい31ftコンテナの取扱いも拡大するとのこと。ダイヤ改正でのおもな輸送拡大区間として、「宇都宮(タ)→広島(タ)」「新南陽→宇都宮(タ)」「名古屋(タ)→熊本」「福岡(タ)→金沢(タ)」を挙げている。

