
米人気司会者のジョー・ローガンは現地時間10日、自身のポッドキャストで、自分の名前が「エプスタイン・ファイル」に記載されているものの、それは何の意味も持たないと語った。『The Daily Beast』が伝えた映像クリップによると、ローガンはシェリル・ハインズに対し「ジェフリー・エプスタインは俺に会おうとしていたんだ」と話している。「俺は”は?”って感じだったよ」。
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エプスタイン・ファイルを検索すると、2017年にエプスタインが物理学者ローレンス・クラウスに送ったメールが確認できる。そこには〈君がジョー・ローガンの番組に出たのを見たよ。紹介してくれないか。彼は面白いと思う〉と記されている。未成年の少女を人身売買した性犯罪者であるエプスタインは、2019年に拘置所内で自殺した。
ローガンは、いずれにせよ会うつもりはなかったと強調する。「会うなんて可能性はまったくなかった」とローガン。「ググったあとならなおさらだよ。”何言ってるんだ?”って感じさ」。『The Joe Rogan Experience』に出演経験のあるクラウスが、2人を引き合わせようと提案したことについて振り返り、ローガンはこう言い放った。「お前、ラリってるのか? 何言ってるんだよ?」
ハインズから「なぜエプスタインはあなたに会おうとしたのか」と問われると、ローガンはこう推測する。「もし俺が金持ちや権力者に取り入ろうとするタイプの人間だったら、もし本気でそういう連中と付き合いたいと思っていたら、ってことだろうな」。さらに彼はこう続けた。「金持ちや権力者の輪の中にいること自体に酔ってしまう人もいる。自分がその一員になりたいという野心がなくても、ただそばにいたいだけなんだ」。ローガンはまた、ビル・クリントン元大統領や認知心理学者スティーブン・ピンカーのような人物を自身の人脈に引き入れていた点について、エプスタインのやり方は「非常に巧妙だった」と評している。
エプスタイン・ファイルは、この金融業者がいかにして富裕層や権力者のあいだに入り込んでいったのかを明らかにしてきた。メールの内容が公になったことで、エプスタインと実際に親交があったかどうかにかかわらず、名前が記されていた人々に波紋が広がっている。チャペル・ローン、オーヴィル・ペック、ワイズ・ブラッドら複数のミュージシャンは、創設者ケイシー・ワッサーマンの名前がエプスタインの協力者ギレーヌ・マクスウェルとのやり取りの中に見つかったことを受け、ブッキング・エージェンシーのワッサーマン・グループとの関係を解消した(ワッサーマンはエプスタインとの関係を否定している)。ドナルド・トランプ、イーロン・マスク、そしてハワード・ラトニック商務長官の名前もまた、エプスタイン・ファイルに含まれている。