おでんの祭典「静岡おでん祭2026」が2月27日から、静岡県静岡市「青葉シンボルロード」で開催される。

  • 静岡おでん祭2026

    静岡おでん祭2026

同イベントでは、"しぞ~かおでん"など、静岡の飲食店60店舗以上がそれぞれ個性的なおでんを提供するほか、日本全国8のエリアのご当地おでんが一挙に集結。過去最大規模での開催となる。

開催日時は2月27日16:00~21:00(一部店舗を除く)、2月28日10:00~21:00(一部店舗を除く)、3月1日10:00~18:00。会場は静岡市葵区役所前 葵スクエア・青葉シンボルロード・呉服町通りで、入場料は無料となっている。

  • 静岡おでん祭2026

    静岡おでん祭2026

"しぞ~かおでん"と全国のご当地おでんが集結

会場となる青葉シンボルロードは、戦後約200台以上のおでん屋台が軒を連ね、仕事帰りの市民の息抜きの場所として賑わっていた。都市開発などによりおでん屋台は徐々に姿が消えてしまい、現在、一部のお店は「青葉おでん街」などに移転している。時代は移っても変わらぬ静岡市民の"おでん愛" に応え、"しぞ~かおでん"の聖地で当時の賑わいが再現されてきたのが、今年20周年を迎える静岡おでん祭である。

  • おでん屋台

    おでん屋台

ファミリーおでんゾーン

静岡では学校の近くに駄菓子屋さんがあり、駄菓子屋さんにも静岡おでんがおいてあった。ファミリーおでんゾーンでは、おでんをおやつにした静岡市民の思い出を体験できるような "駄菓子屋"系静岡おでんを親子で楽しむことができる。

  • ファミリーおでんゾーン

    ファミリーおでんゾーン

屋台おでんゾーン

戦後間もなくの昭和初期、現在の青葉シンボルロードにはおでん屋台が軒を連ね、仕事帰りの大人たちで賑わっていた。屋台おでんゾーンでは、そんな"居酒屋系"静岡おでんの原点とも言える、おでん屋台の立ち並ぶ風景を味わうことができる。

  • 屋台おでんゾーン

    屋台おでんゾーン

全国おでんゾーン

地域が変わればおでんもさまざまで、その土地独特の食材や味付けが地域の食文化として注目されている。全国8つの地域から名物おでんと地酒も集結。各地のおでんを一挙に味わうことができる。

  • (左から)「本格豊橋おでん(味噌)」「金沢おでん げんかん」「青森おでん ツブ貝入りおでん」

    (左から)「本格豊橋おでん(味噌)」「金沢おでん げんかん」「青森おでん ツブ貝入りおでん」

「静岡おでん」を楽しめるスポットも紹介

おでん祭の期間中だけでなく、市内各地には"しぞ〜かおでん"を楽しむことができるスポットや、お土産にもぴったりな変わり種おでんも販売されている。

青葉おでん街・青葉横丁 

青葉シンボルロードに隣接する飲食店街、「青葉おでん街」と「青葉横丁」(静岡市葵区)。都市開発などにより屋台での営業ができなくなったおでん屋さんが移転して始まったふたつの横丁は道路を挟んで位置し、「静岡おでん」を提供する飲食店が、屋台のように軒を連ねている。

  • 青葉おでん街・青葉横丁

    青葉おでん街・青葉横丁

駿府城公園 おでんやおばちゃん

徳川家康公の居城であった駿府城の跡地「駿府城公園」(静岡市葵区)。観光スポットや市民の憩いの場となっているこの公園内にも、静岡おでんのお店がある。テイクアウトで公園内のベンチや貸し出しチェアで、青空の下、静岡おでんを楽しむこともできる。

  • 駿府城公園 おでんやおばちゃん

    駿府城公園 おでんやおばちゃん

駿府の工房 匠宿 吾作商店

今では数少なくなった駄菓子屋だが、昔から静岡の子どもたちは駄菓子屋さんでおでんを食べていた。静岡市の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」の隣にある駄菓子屋「吾作商店」(静岡市駿河区)では、昔ながらのおやつ時間でおでんが楽しめる。

  • 駿府の工房 匠宿 吾作商店

    駿府の工房 匠宿 吾作商店

お土産にもぴったりな変わり種「静岡おでん」

「煮物合体シズオカオデン」(1,296円)は、ホビーの街・静岡ならではの、模型箱のようなパッケージでおなじみの「静岡クワザー」シリーズのおでん。「静岡おでんの具材が合体ロボットになったら?」という発想から描き下ろされた箱絵とデザインが、見る人の心を躍らせる。削り節と鰹節濃縮エキスが味に深みとコクを与え、見た目だけでなく味わいも本格的な静岡おでんに仕上げている。

  • 「煮物合体シズオカオデン」(1,296円)

    「煮物合体シズオカオデン」(1,296円)

「しぞーかおでん風やきとり」(378円※売店価格)は、静岡の食文化を広めるため、天神屋とホテイフーズがコラボレーションした缶詰商品。国産鶏肉とうずら卵を使用し、炭火焼の香ばしさに天神屋ならではの醤油ベースの旨みを重ねた。静岡おでんの風味を"やきとり"という新しい形で楽しめる、静岡発の名物商品。

  • 「しぞーかおでん風やきとり」(378円※売店価格)

    「しぞーかおでん風やきとり」(378円※売店価格)

「しぞーかおでんチップス」(360円※売店価格)は、静岡おでんの老舗・天神屋が手がけた、静岡おでんをポテトチップスで表現した体験型スナック。静岡おでん特有のやさしい甘味とコク深い旨味を再現。付属の青のりだし粉をかけることで、しぞーかおでんらしい香りと風味が一気に広がる。かつて駄菓子として親しまれていた静岡おでん文化を、現代のおやつ・静岡土産として気軽に楽しめる一品。

  • 「しぞーかおでんチップス」(360円※売店価格)

    「しぞーかおでんチップス」(360円※売店価格)

「静岡おでん」の特長・おすすめの食べ方

真っ黒スープに、黒はんぺんが入り、ダシ粉をかけて食べるのが特徴の静岡おでん。そのルーツは大正時代にまでさかのぼり、当時廃棄処分されていた牛すじや、豚モツを、捨てずに煮込む材料としたことにはじまると言われている。また、近くに焼津や由比など練り製品の産地があったことから、黒はんぺんなどの練り製品がおでんの具に使われるようになった。また、しぞ~かおでんは、学校帰りに駄菓子屋で食べたおでんの味が忘れられず、大人から子どもまで親しまれていることも特長だ。

「静岡おでん5か条」も存在しており、黒はんぺんが入っている、黒いスープ、串に刺してある、青海苔やだし粉をかける、駄菓子屋にもある、と定義されている。

  • (左から)黒はんぺん、すじ、白焼き、牛すじ

    (左から)黒はんぺん、すじ、白焼き、牛すじ

しぞ〜かおでんは、特長の1つでもある青のり、だし粉をかけて食べるのがおすすめだという。この食べ方は、実は栄養学的にも良いとされている。また、そのまま食べてスープの味を堪能する人もいれば、鍋の端で温めたミソで味変して楽しむ方法もある。

  • だし粉をかけて楽しむ

    だし粉をかけて楽しむ