
昨季の北海道日本ハムファイターズは、福岡ソフトバンクホークスとの激しい優勝争いを演じた。今季こそリーグ優勝・日本一を狙う中、飛躍が期待される選手も少なくない。昨季、一軍で5勝0敗の成績を残した大型右腕も、飛躍が期待される一人だ。(文・シモ)[1/6ページ]
後半戦の5勝0敗は“序章”か
福島蓮
[caption id="attachment_248711" align="alignnone" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの福島蓮(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:22歳
・経歴:八戸西高
・ドラフト:2021年育成選手ドラフト1位(日本ハム)
・2025年一軍成績:8試合登板、5勝0敗、防御率2.25
プロ5年目の福島蓮は、今季に期待を抱かせる1人だ。
プロ2年目に二軍で17試合に登板して4勝2敗、防御率2.79の成績を記録した福島。2024年の3月14日に支配下選手登録を勝ち取ると、同4月17日に一軍デビューを果たす。
同日のソフトバンク戦で先発登板すると、勝ち星はつかなかったものの、5回72球を投げて4安打2失点と好投。6月2日のDeNA戦では、7回5安打2失点でプロ初勝利を挙げた。
結果、同年は12試合の登板で2勝3敗、防御率3.54の成績を残した。
昨季はコンディション不良で出遅れるも、7月13日に一軍登録されると、同日のオリックス戦で登板。5回無失点でシーズン初勝利を挙げると、以降4つの白星を積み重ねた。
結果、昨季は8試合に登板して5勝0敗、防御率2.25の成績をマーク。
ソフトバンクとのCSファイナルステージ第2戦では、直球主体の配球で三振の山を築き、7回1/3を投げて3安打2失点の快投を見せた。
190センチの長身から放たれる150キロ超の直球に、鋭いカットボールやフォークを繰り出す投球は魅力的だ。
昨季は後半だけで5勝負けなしと申し分のない活躍だったが、今季は前半戦からローテーションを守り、2桁勝利を狙いたい。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、福岡ソフトバンクホークスとの激しい優勝争いを演じた。今季こそリーグ優勝・日本一を狙う中、飛躍が期待される選手も少なくない。今季でプロ2年目を迎える“二刀流”の存在も見逃せないところだ。(文・シモ)[2/6ページ]
“二刀流素材”はどこまで通用するか
柴田獅子
[caption id="attachment_248714" align="alignnone" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの柴田獅子(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投左打
・年齢:19歳
・経歴:福岡大大濠高
・ドラフト:2024年ドラフト1位
・2025年一軍成績:4試合登板、0勝0敗1ホールド、防御率2.92
北海道日本ハムファイターズの新たな“二刀流”・柴田獅子。投手として、そして打者としての期待がかかる。
投手としては最速150キロ超のストレート、打者としては高校通算19本塁打と投打でスケールの大きさを見せた柴田は、昨季ドラフト1位で日本ハムに入団した。
昨季は、二軍戦で8試合に登板して防御率2.31の成績を残して、フレッシュオールスターに選出。一軍の後半戦開幕投手に指名された。
そして、7月26日のロッテ戦に先発登板。ロッテの4番山本大斗から、高めの内角直球でプロ初奪三振を奪うなど、3回パーフェクトに抑える堂々のデビューを飾った。
さらに、8月23日のソフトバンクとの首位攻防戦では、5-2と3点リードした6回表にリリーフ登板。2回2/3を投げてプロ初ホールドを記録した。
結果、昨季は4試合に登板して1ホールド、防御率2.92の成績をマーク。打撃は、二軍戦で51試合に出場して打率.186、2本塁打、21打点だった。
プロ2年目の今季は投手としてプロ初勝利を目指し、打者としても一軍で初安打を放ちたい。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、福岡ソフトバンクホークスとの激しい優勝争いを演じた。今季こそリーグ優勝・日本一を狙う中、飛躍が期待される選手も少なくない。昨季、一軍で才能の片鱗を見せた“火の球男”も、今季の飛躍が期待される。(文・シモ)[3/6ページ]
マダックスが示した“地力”
古林睿煬
[caption id="attachment_248712" align="alignnone" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの古林睿煬(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:25歳
・経歴:平鎮高 - 台湾・統一
・2025年一軍成績:7試合登板、2勝2敗、防御率3.62
NPB2年目の古林睿煬の今季には、大いに期待が持てる。
最速157キロの直球と、スライダーやカーブなどの変化球を駆使し、“火の球男”の異名を取る古林は、2024年オフに北海道日本ハムファイターズへ入団。
4月23日の楽天戦で先発登板を果たすが、5回2/3を投げて9安打7失点と期待を裏切るデビューとなった。
それでも、続く5月1日のソフトバンク戦では初回に2失点を喫するも、7回5安打2失点の好投を披露。NPB初勝利を挙げた。
5月11日の楽天戦では、9回98球無四球で来日初完封をマダックスで飾り、期待に違わぬ活躍をみせた。
しかし、6月3日の阪神戦で左脇腹を痛めて二軍降格。長期離脱となってしまい、一軍復帰は9月18日まで要した。
福岡ソフトバンクホークスとの首位争いの最中、足りない中継ぎ陣のピースとして登板したが、慣れないポジションでの登板で失点を重ねる。
そんな中、10月19日のソフトバンクとのCSファイナルステージで名誉挽回のチャンスが訪れる。
同試合で先発起用されると、4回2/3を投げて2安打無失点の好投で、チームの窮地を救ったのである。
昨季の成績は、7試合に登板して2勝2敗、防御率3.62。今季は、先発として初回の失点をいかに抑えるかが鍵となるだろう。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、福岡ソフトバンクホークスとの激しい優勝争いを演じた。今季こそリーグ優勝・日本一を狙う中、飛躍が期待される選手も少なくない。昨季にファーム2冠に輝いた強打者も、今季の覚醒が望まれる一人だ。(文・シモ)[4/6ページ]
ファーム二冠は通過点か
有薗直輝
[caption id="attachment_248710" align="alignnone" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの有薗直輝(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:22歳
・経歴:千葉学芸高
・ドラフト:2021年ドラフト2位
・2025年一軍成績:12試合出場、打率.226、0本塁打、3打点、0盗塁
今季プロ5年目の有薗直輝は、二軍の有望株から脱却できるか。
思いきりの良いスイングと、広角に打ち分けられるバッティング技術が特徴の有薗。しかし、ルーキーイヤーの6月21日の楽天戦で一軍デビューを飾るも、3打席3三振を喫するほろ苦デビューとなった。
同年は二軍で60試合に出場して打率.224、3本塁打、16打点。一軍成績は4試合に出場して、7打数無安打の結果となった。
その後の一軍出場はプロ2年目が1試合、2024年は試合出場なしと、一軍で実績を作れないまま3年が過ぎた。
その中で迎えたプロ4年目の昨季は、5月3日に一軍初昇格。同日の西武戦では「7番・三塁」でスタメン出場するも、4三振を喫した。
翌4日の西武戦と5日のオリックス戦にも三塁でスタメン出場するが、無安打。同6日に二軍降格となった。
それでも、8月13日に約3カ月ぶりに一軍登録をされると、同日のロッテ戦でプロ初安打初打点。鋭い打球を左中間へと運び、フェンス直撃の二塁打を放った。
そして、同17日の楽天戦では、3安打の猛打賞を記録。結果、昨季の一軍成績は12試合の出場で打率.226、3打点だった。
また、同年は二軍では打率.306、18本塁打で二冠王を達成した有薗。一軍でも、その打棒を爆発させてもらいたい。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、福岡ソフトバンクホークスとの激しい優勝争いを演じた。今季こそリーグ優勝・日本一を狙う中、飛躍が期待される選手も少なくない。プロ2年目を迎える若き“モイネロキラー”は、今季にレギュラー奪取を狙いたい。(文・シモ)[5/6ページ]
“モイネロキラー”は偶然か必然か
山縣秀
[caption id="attachment_248715" align="alignnone" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの山縣秀(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:23歳
・経歴:早大学院高 - 早稲田大
・ドラフト:2024年ドラフト5位
・2025年一軍成績:84試合出場、打率.232、3本塁打、11打点、3盗塁
ルーキーイヤーから、守備や打撃で強烈な印象を残した山縣秀。今季のブレイク候補の筆頭だろう。
昨季は4月15日に一軍初昇格を果たすと、同18日のオリックス戦で内野安打を記録し、プロ初安打をマーク。夏場に登録抹消となるも、ほぼ1年を通して一軍に帯同した。
昨季の山縣は所々で記憶に残る活躍を見せたが、なんと言っても9月9日のソフトバンク戦だろう。この試合で山縣は、昨季のリーグMVPに輝いたリバン・モイネロから、2打席連続本塁打を放ったのである。
1打席目は、外角低めの直球を引っ張って本塁打。2打席目は内角高めの直球を鋭く振りぬいた。
昨季のモイネロとの対戦成績は、打率.364(11打数4安打)、2本塁打。モイネロキラーとも呼べる活躍である。
また、10月17日のソフトバンクとの第3戦では、先発の上沢直之から高めの変化球を左翼に叩き込み、勝利に貢献している。
昨季は最終的に84試合に出場して、打率.232、3本塁打、11打点をマーク。将来性の高さを示した。
今季は遊撃のレギュラー獲りと共に、意外性のある一発でチームを優勝に導いてもらいたい。
ルーキーイヤーながらソフトバンクとの優勝争いを演じた昨季の経験は、必ず活きるはずだ。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、福岡ソフトバンクホークスとの激しい優勝争いを演じた。今季こそリーグ優勝・日本一を狙う中、飛躍が期待される選手も少なくない。昨季に一軍で防御率1.80をマークした22歳右腕は、一軍ブルペンを支える存在になれるか。[6/6ページ]
ブルペンの穴を埋められるか
畔柳亨丞
[caption id="attachment_248713" align="alignnone" width="530"] 北海道日本ハムファイターズの畔柳亨丞(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:22歳
・経歴:中京大中京高
・ドラフト:2021年ドラフト5位
・2025年一軍成績:5試合登板、0勝0敗1ホールド、防御率1.80
畔柳亨丞は、今季、一軍でブレイクしてもらいたい選手だ。
最速150キロ超の直球と変化球が特徴の畔柳は、中京大中京高時代の3年春に選抜甲子園に出場。
1回戦の専大松戸高戦で12奪三振完封勝利を挙げ、東海大菅生高との準々決勝でも完封勝利を披露。その後、ドラフト4位で北海道日本ハムファイターズから指名を受けた。
プロ初登板は、ルーキーイヤーの楽天戦。4回表にリリーフ登板すると、150キロの速球を連発して、プロ初ホールドを挙げた。
しかし、2023年は一軍登板なし。プロ3年目の2024年には5試合に登板するも、防御率4.50の成績に終わった。
迎えた昨季は9月13日に一軍登録されると、同15日の西武戦に3番手で中継ぎ登板した。
同30日のソフトバンク戦では、1イニングを無失点に抑えてプロ2つ目のホールドを記録。昨季は5試合に登板して、1ホールド、防御率1.80の成績を残した。
年々防御率が向上している畔柳は、今季も中継ぎでの登板が予想される。
シーズンを通して対左打者の被打率が.125に対して、対右の被打率が.308と高いのが気がかりだが、今季は日本ハムに足りない中継ぎ陣のピースになりたい。
【了】