イトーキは2月3日、入学前後の家庭の実態を把握する「小学生入学トレンド調査」の結果を発表した。調査は2025年12月9日~11日、全国の小学1年生(2025年度入学)の子を持つ親1,100人を対象に行われた。

  • 小学校1年生家庭のリアル

    小学校1年生家庭のリアル

入学後、親が困っていることランキング

入学後の生活で「困っていること」を尋ねたところ、最も多かったのは「スマホ・タブレットを見る時間が増えた」(29.0%)だった。続いて「テレビやゲームの時間が増えた」(28.5%)、「就寝時間が遅くなった」(27.0%)が上位に並び、デジタル接触や時間管理に悩む家庭が多い実態がうかがえる。

  • 入学後、親が困っていることランキング

    入学後、親が困っていることランキング

習い事ランキング

現在習っている習い事の種類について、最も回答が多かったのは「スポーツ系(サッカー・水泳・体操・ダンスなど)」で37.7%だった。続いて 「音楽系(ピアノ・バイオリン・歌など)」が23.1%、「学習塾」(22.5%)、「英会話/英語教室」(21.8%) が僅差で続く結果となっている。

身体を動かす習い事が最多となる一方で、語学や学習系の習い事も上位に入り、小学1年生の段階から「運動」と「学び」の両立を意識した習い事選びが行われている様子がうかがえる。

  • 習い事ランキング

    習い事ランキング

入学前に最も優先して購入したものランキング

入学準備で「最も優先して購入したもの」を聞いたところ、1位は「ランドセル」(40.4%)、2位は「スマホ・タブレット・PC」(12.0%)だった。それに続き、3位に「学習机」(11.5%)がランクイン。必需品に次いで、学習環境づくりを意識した選択をする家庭も一定数あることがうかがえる。

  • 入学前に最も優先して購入したものランキング

    入学前に最も優先して購入したものランキング

"学習机"を利用する家庭では、小1の家庭学習が長時間化

家庭内での学習時間について見ると、学習机を利用する家庭では、平日に「1時間以上」学習している割合が46.0%となり、ダイニングテーブル利用(18.7%)を大きく上回る結果となった。また、一般的なデスクやローテーブルを含め、「専用の学習スペース」がある家庭ほど、学習時間が長くなる傾向が見られている。

「入学直後の小学校1年生にとっては、まだ『自分で切り替える力』が発展途上の時期でもあり、"ここで勉強する"という場所の分かりやすさが、日々の学習習慣づくりを後押ししていると考えられる」と同調査。

  • 平日にあなたのお子さんが家庭で勉強する時間は、1日あたりどのくらいですか?

    平日にあなたのお子さんが家庭で勉強する時間は、1日あたりどのくらいですか?

小1の遊びは「屋外×デジタル」が共存

友達と遊ぶ内容について見ると、屋外で走り回る遊び(鬼ごっこ・かくれんぼなど)をしている割合は、女の子が40.0%、男の子が34.1%と、女の子のほうが高い結果となった。また、屋内外の遊具で遊ぶ割合も、女の子が36.1%、男の子が28.5%と、女の子が上回っている。 一方で、デジタルゲームや動画視聴、通話・チャットといったデジタルを介した遊びは男の子の割合が高い傾向が見られる。

  • あなたのお子さんが友達と遊ぶときに、よく遊ぶことをすべてお答えください

    あなたのお子さんが友達と遊ぶときに、よく遊ぶことをすべてお答えください

親が若い家庭ほど、デジタル学習の活用が進む傾向

親の年齢別に家庭学習の状況を見ると、親が20代の家庭では、平日に「1時間以上」家庭学習をしている割合が50.0%となり、30代(33.9%)、40代(31.3%)と比べて高い水準となった。

あわせて、勉強や学習におけるYouTubeやSNSの活用状況を見ると、親が20代の家庭では約8割が「活用している」と回答しており、30代・40代と比べても高い結果となっている。家庭学習の中に、動画やオンラインコンテンツを自然に取り入れている様子がうかがえる。

これらの結果から、若い親世代では、紙のドリルや机に向かう学習だけでなく、デジタルを含めた多様な学び方を取り入れることで、結果的に家庭学習時間が確保されている可能性が考えられる。

学習時間の長さそのものだけでなく、「どのような手段で学ばせているか」という学習スタイルの違いが、親世代によって表れ始めているといえそうだ。

  • 平日にあなたのお子さんが家庭で勉強する時間は、1日あたりどのくらいですか?

    平日にあなたのお子さんが家庭で勉強する時間は、1日あたりどのくらいですか?

  • あなたのお子さんは、勉強や学習に関してYouTubeやSNSを活用していますか?

    あなたのお子さんは、勉強や学習に関してYouTubeやSNSを活用していますか?

中間子は"金額が高め"になりやすい?

1か月あたりのお小遣い金額について見ると、「5,000円以上」と回答した割合は中間子が最も高い結果となった。一方で、末っ子は「お小遣いを渡していない」「少額」に集中する傾向が見られている。

生まれ順による金額差は、家庭内での役割意識や、上の兄姉との比較による判断などが影響している可能性も考えられる。お小遣いは金額そのものよりも、お金との付き合い方を学ぶ機会として、家庭ごとに設計されている実態がうかがえる。

  • 普段「1か月あたり」どのくらいのお小遣いを渡していますか?

    普段「1か月あたり」どのくらいのお小遣いを渡していますか?