筒井真理子“熱を感じすぎて”稽古場で動けなくなった“ポップコーン事件”とは!?「鴻上さんからは『そんな本読むな!』と…」
フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。

1月のマンスリーゲストは、現在放送中のドラマ「終の人」(TBSテレビ系)に出演する俳優の筒井真理子さんです。かつて所属していた鴻上尚史さん主宰の劇団「第三舞台」での激動の日々などについて語っていただきました。

筒井真理子さん

<筒井真理子さんプロフィール>

1960年、山梨県甲府市生まれの筒井さん。早稲田大学在学中に鴻上尚史さん主宰の劇団「第三舞台」に参加し、看板女優として解散までほぼ全ての作品に出演しました。劇団解散後も舞台、映画、ドラマと幅広く活動し、圧倒的な演技力で存在感を放っています。2016年、深田晃司監督作「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞したほか、毎日映画コンクール女優主演賞など数々の賞に輝きました。近年の主な出演作に、映画「よこがお」「波紋」、NHK連続テレビ小説「虎に翼」ドラマ「愛の、がっこう。」「フェイクマミー」などがあります。

◆鴻上尚史の「3分に1回笑わせろ」という厳しいミッション

唐橋:劇団の仲間からは、さまざまな影響を受けたのではないでしょうか。

筒井:何しろテンポが速いんです。「3分に1回は笑わせなければいけない」というミッションや、稽古の際にエチュード(即興)で面白いことをしなければいけない空気がありましたね。当時、ネタを考えるために池袋でオールナイト上映をしている映画館に通っていました。東宝の「サラリーマン」シリーズなどが何本も観られたんです。学生で余裕がなかったので、お弁当とメモ帳を持って、ずっとノートにネタを書き留めていました。

唐橋:構成などを考えていたのですか?

筒井:いえ、一瞬のギャグや瞬発力が必要なネタ帳のようなものです。「大喜利」を毎日させられている感覚だったかもしれません。

◆「ポップコーンになりきれ!」鴻上尚史からダメ出し!?

唐橋:演技の稽古で「ポップコーンになりきる」という課題もあったそうですね。

筒井:先日、鴻上さんにお会いしたら「俺はそんなこと言っていない」とおっしゃっていましたが(笑)。広い稽古場の平台(※舞台の稽古をする場所)に役者が全員乗り、鴻上さんが前で演出しているんです。

そこで、「あぐらをかいて目を閉じろ。お前たちはポップコーンの種だ。この平台はフライパンで、下からどんどん熱くなっている」と指示が出ました。意図としては、弾けて面白いポーズをしてほしいということなんです。他の役者さんが次々と弾けていく中、私は目をつぶったまま動きませんでした。

当時、「メソッド演技」という本を読み、“五感の記憶”が大事だと学いて。まずは熱をじわじわと感じようとしていたら、鴻上さんから「真理子、何をやっているんだ!」と怒られました。「今、下から熱がきています。メソッド演技の本を読みまして」と伝えたら「そんなもの読むな!」と。ただ、鴻上さんはメソッド自体を否定しているわけではないとおっしゃっていました。

唐橋:周りがポンポンと弾ける中で、1人じーっと熱を感じていたのですね。

筒井:熱を感じすぎて動けなかったのでしょうね。

唐橋:個人的には良いと思いますが、周りと違う反応は認められなかったのでしょうか?

筒井:その時はダメでしたね(笑)。

――筒井さんが出演されているドラマ「終のひと」は、毎週火曜日の深夜放送中です。さらに、映画「安楽死特区」も公開中です。

<番組概要>

番組名:NOEVIR Color of Life

放送日時:毎週土曜 9:00~9:30

パーソナリティ:唐橋ユミ

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/color/