パーソナルブレーンは2026年1月26日、2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回)の結果を発表した。調査は2025年11月25日~12月14日の期間に、ビジネスリーダーを中心とした定期購読者1万人以上を対象にアンケート形式にて実施された。

  • 2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回)

    2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回)

同調査は、新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』にて2025年7~12月号で紹介した60冊の中から、対象者が「この本は良かった」「役立った!」と思う3冊に投票し、1位を3点、2位を2点、3位を1点として集計したもの。

2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回) ベスト10冊が発表

大賞に選ばれたのは、『アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち』(井上弘貴/新潮社)、2位は『1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方』(杉野幹人/ダイヤモンド社)、3位は『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(橋本健二/講談社(講談社現代新書))という結果に。

また、4位は『一生健康に働くための心とカラダの守り方』(吉田英司/かんき出版)、5位は『世界最高の質問術 一流のビジネスリーダー45人が実践する人を動かす「問いかけ」の極意』(著:マイケル・J・マーコード、ボブ・ティード.訳:黒輪篤嗣/新潮社)となった。

  • 2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回) ベスト10冊

    2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回) ベスト10冊

大賞は『アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち』(井上弘貴/新潮社)

大賞の『アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち』(井上弘貴/新潮社)の著者は、神戸大学大学院で教鞭を執る、アメリカ政治思想史の専門家である井上弘貴氏。

同書では、トランプ政権の誕生以降、アメリカで存在感を強めてきたキリスト教保守、反移民、テック右派といった「新右翼」の正体など、彼らの思想的背景やその実像を丁寧に分析し、明らかにしている。

投票した人からは「欧米における移民問題がなぜここまで深刻化しているのかがよくわかった」といった声が上がった。

  • 大賞『アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち』(井上弘貴/新潮社)

    大賞『アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち』(井上弘貴/新潮社)

2位は『1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方』(杉野幹人/ダイヤモンド社)

2位の『1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方』(杉野幹人/ダイヤモンド社)の著者は元コンサルタントで、現在は武蔵野大学大学院教授の杉野幹人氏。杉野氏が「『結果を出す人』は1行にすべてを込める」と伝えるように、同書では会議や面接など、さまざまな場面で効果を発揮する「1メッセージ」の極意を伝授している。

  • 2位『1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方』(杉野幹人/ダイヤモンド社)

    2位『1メッセージ ――究極にシンプルな伝え方』(杉野幹人/ダイヤモンド社)

3位は『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(橋本健二/講談社(講談社現代新書))

3位の『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(橋本健二/講談社(講談社現代新書))では、格差拡大に歯止めがかからない日本社会の実態を、日本の階級構造研究の第一人者が最新の調査データを踏まえて明らかにした1冊。

  • 3位『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(橋本健二/講談社(講談社現代新書))

    3位『新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(橋本健二/講談社(講談社現代新書))

2025年下半期「TOPPOINT大賞」(第43回) 総評

今回のアンケートの対象者である『TOPPOINT』の購読者のうち、約半数が経営者層、約6割がマネジメント層である。

今回のベスト10冊は、ビジネスリーダーたちが、現代社会の「分断」の原因を分析した書籍だけでなく、『世界最高の質問術 一流のビジネスリーダー45人が実践する人を動かす「問いかけ」の極意』(著:マイケル・J・マーコード、ボブ・ティード.訳:黒輪篤嗣/新潮社)や『アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか』(宇田川敦史/集英社(集英社新書))などのAI時代における「人間の役割」を考える書籍にも高い関心を寄せていることがうかがえる。