野球日本代表侍ジャパンの吉田正尚、井端弘和監督、千賀滉大(写真:Getty Images)

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 前回大会で打線の中核を担い、国際舞台でも勝負強さを証明した強打者。直近シーズンは故障で出場が限られたが、状態が整えば不可欠な戦力となり、打線強化の観点から最後の1枠候補になり得る。[1/6ページ]

打線強化の切り札

吉田正尚(ボストン・レッドソックス)

・投打:右投左打

・身長/体重:173cm/85kg

・生年月日:1993年7月15日(32歳)

・経歴:敦賀気比高 – 青山学院大

・ドラフト:2015年ドラフト1位(オリックス)

・2025年成績:55試合出場、打率.266(188打数50安打)、4本塁打、26打点、3盗塁

 

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 前回大会では持ち前の打棒を遺憾なく発揮し、世界一に大きく貢献した吉田正尚。しかし、発表されたメンバー29人の中には名前がない状況だ。

 

 2015年ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団。ルーキーイヤーから2桁本塁打を記録すると、プロ3年目の2018年からはチームの中心打者として君臨。

 

 2020年には初の首位打者(.350)に輝くと、翌2021年は110試合出場で打率.339、21本塁打、72打点、出塁率.429をマーク。打撃2冠(打率・出塁率)に輝いた。

 

 近年は侍ジャパンでも欠かせない存在となった吉田。特に2023年に行われた第5回WBCではクリーンアップの一角を担い、5試合出場で打率.409(22打数9安打)、2本塁打、13打点をマーク。世界一の原動力となった。

 

 2023年シーズンからはMLBのボストン・レッドソックスでプレーし、移籍初年度から2年続けて及第点の数字をマーク。

 

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 しかし2025年シーズンは、故障で大きく出遅れ、55試合出場、打率.266、4本塁打、26打点の数字に終わった。

 

 今大会でも強力打線の一角として期待されていたが、いまだ侍ジャパンメンバーには名を連ねていない。最後の1枠の有力候補だが、もし出場できないとなれば、チームにとって痛手となるだろう。

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 先発右腕として国内トップ級の安定感を示し、タイトル獲得で評価を一段と高めた投手。国際大会の経験もあるが、メジャー組や実績組との序列争いが激しく、先発枠の配分次第で当落が左右される。[2/6ページ]

先発右腕の序列争い

才木浩人(阪神タイガース)

[caption id="attachment_234934" align="aligncenter" width="530"] 阪神タイガースの才木浩人(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:189cm/92kg

・生年月日:1998年11月7日(27歳)

・経歴:須磨翔風高

・ドラフト:2016年ドラフト3位(阪神)

・2025年成績:24試合登板(157回)、12勝6敗、122奪三振、防御率1.55

 

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 2025年シーズンは最優秀防御率のタイトルに輝いた才木浩人。井端ジャパンの一員として国際大会を戦った経験もあるが、WBC本選メンバーには名を連ねていない。

 

 2016年ドラフト3位で阪神タイガースに入団。高卒1年目から一軍デビューを飾ると、翌2018年には6勝を記録。早くから先発投手として頭角を現した。

 

 その後は故障に苦しみ、2020年オフにはトミー・ジョン手術を実施。長期離脱を強いられた。

 

 それでも2022年に一軍復帰すると、2024年には初めて規定投球回をクリアし、25試合(167回2/3)を投じて13勝3敗、4完投3完封、防御率1.83をマーク。チームのエース格まで上り詰めた。

 

 さらに、2025年は25試合登板、12勝6敗、防御率1.55と抜群の安定感を発揮し、最優秀防御率を戴冠。リーグ優勝の原動力となった。

 

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 侍ジャパンでは、2024年に行われたプレミア12でメンバー入り。先発として2試合(10回2/3)を投げ、防御率1.69と国際試合でも結果を残した。

 

 NPBの先発右腕ではトップクラスの評価を得ている才木。今大会のメンバー入りにも期待がかかったが、山本由伸(ドジャース)や菅野智之(オリオールズからFA)、伊藤大海(日本ハム)らに押し出される形となっている。

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 安定したミート力と走力に加え、外野守備にも定評のある中堅手。シーズンを通して結果を残しており、センターが手薄な編成事情と役割適性が噛み合えば、最後の枠で浮上する可能性がある。[3/6ページ]

中堅手不足を埋める存在

岡林勇希(中日ドラゴンズ)

[caption id="attachment_218301" align="aligncenter" width="530"] 【写真:産経新聞社】[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:175cm/75kg

・生年月日:2002年2月22日(24歳)

・経歴:菰野高

・ドラフト:2019年ドラフト5位(中日)

・2025年成績:143試合出場、打率.291(578打数168安打)、5本塁打、35打点、17盗塁

 

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 2025年は自身2度目となる最多安打も獲得した岡林勇希。現時点では侍ジャパンメンバーに名前はないが、俊足巧打の中堅手として、白羽の矢が立つ可能性もあるだろう。

 

 菰野高では、エース兼中心打者として活躍。2019年ドラフト5位で中日ドラゴンズから指名を受け、外野手としてプロ入りを果たした。

 

 ルーキーイヤーから一軍で能力の一端を示すと、高卒3年目の2022年にレギュラーへ定着。同年は142試合に出場し、打率.291、161安打、24盗塁をマークし、最多安打、ベストナイン、さらにはゴールデングラブ賞にも輝いた。

 

 同年から安定した活躍を続け、2025年は全143試合出場、打率.291、168安打、17盗塁の好成績を残して2022年と同じ3つのタイトルを受賞した。

 

 侍ジャパンでは、井端弘和監督の初陣となった2023年開催のアジアプロ野球チャンピオンシップ、昨年11月に行われた韓国との強化試合で選出されている。

 

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 今大会のメンバー29人の陣容を見ると、中堅のポジションが手薄。周東佑京や牧原大成(ともにソフトバンク)、森下翔太のセンター起用などのオプションはあるが、前回大会のラーズ・ヌートバー(カージナルス)のような不動のレギュラーとは言い難い。

 

 センターラインの重要なポジションだけに、俊足で外野守備にも定評がある岡林がメンバー入りする可能性もゼロではないだろう。

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 メジャーでも先発ローテの実績を持ち、国際舞台で大舞台を任された経験もある左腕。直近シーズンは故障の影響で数字を落としたが、実力は折り紙付きで、左腕枠の編成次第では最後の候補となり得る。[4/6ページ]

先発左腕の最後の枠

今永昇太(シカゴ・カブス)

・投打:左投左打

・身長/体重:178cm/86kg

・生年月日:1993年9月1日(32歳)

・経歴:北筑高 – 駒沢大

・ドラフト:2015年ドラフト1位(DeNA)

・2025年成績:25試合(144回2/3)、9勝8敗、117奪三振、防御率3.73

 

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 前回大会では、決勝戦の先発マウンドも託された今永昇太。今大会も先発の一角と予想されていたが、いまだメンバー入りには至っていない。

 

 2015年ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団。ルーキーイヤーから先発ローテーションに定着すると、翌2017年には2桁11勝を記録。

 

 その後はチームのエース左腕として君臨すると、2023年に開催された第5回WBCで侍ジャパン入り。同大会では計3試合に登板し、世界一達成に貢献した。

 

 2024年からはメジャー挑戦を決断し、シカゴ・カブスでプレー。MLB初年度から29試合(173回1/3)を投げ、15勝3敗、防御率2.91の好成績を残した。

 

 2025年シーズンは故障の影響もあって25試合登板で9勝8敗、防御率3.73と数字を落としたが、メジャーリーグでも結果を残している先発左腕として、2大会連続の侍ジャパン入りが有力視されていた。

 

 しかし、現時点で発表されたメンバー29人の中には選出されていない。

 

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 最後の1枠となる可能性も大いにあるが、同じMLB組の先発左腕・菊池雄星(エンゼルス)がメンバー入り。

 

すでに前回大会と同じ4人のサウスポーが選出されていることも踏まえると、招集は微妙なラインといえそうだ。

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 国際大会での支配力と実績は突出しており、健康であれば重要戦力になり得る右腕。だが近年は故障で登板が限られる時期もあり、短期決戦での起用法とリスクが選考の最大の論点となる。[5/6ページ]

実績右腕もリスク大か

千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)

・投打:右投左打

・身長/体重:186cm/92kg

・生年月日:1993年1月30日(32歳)

・経歴:蒲郡高

・ドラフト:2010年育成選手ドラフト4位(ソフトバンク)

・2025年成績:22試合登板(113回1/3)、7勝6敗、109奪三振、防御率3.02

 

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 前回大会はメジャー移籍年ということもあり、侍ジャパン入りを断念した千賀滉大。今大会も有力候補に挙がっているが、故障のリスクなどを考えると、選出外の可能性も高そうだ。

 

 2010年育成選手ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒2年目の2012年シーズン途中に支配下登録を勝ち取った。

 

 翌2013年にはリリーフとして台頭し、2016年からは先発として大きく飛躍。

 

 短縮120試合制となった2020年は18試合(121回)を投げ、11勝6敗、149奪三振、防御率2.16の成績で投手3冠(防御率・勝利・奪三振)に輝くなど、球界屈指の投手として君臨した。

 

 国際大会でもその実力を示し、2017年開催の第4回WBCでは、4試合登板で防御率0.92をマーク。2021年に行われた東京五輪でも、金メダル獲得に貢献した。

 

 2023年の第5回WBCでも侍ジャパン入りが期待されたが、メジャー1年目だったことでレギュラーシーズンを優先し、出場を断念した。

 

 メジャーリーグでは、移籍初年度に29試合(166回1/3)を投げ、12勝7敗、202奪三振、防御率2.98の好成績をマーク。

 

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 しかし、2024年は右肩のけがの影響でわずか1試合の登板にとどまると、2025年は開幕から好投を続けていたものの、6月中旬に故障者リスト(IL)入り。復帰後は状態を落とし、マイナー降格も経験した。

 

 実績、実力ともに申し分ない右腕だが、2025年シーズン後半の投球や故障のリスクを鑑みると、招集見送りとなるかもしれない。

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 クローザーとして圧倒的な成績を残し、短期決戦向きの適性も高い救援右腕。とはいえ代表の救援枠は限られ、同タイプの投手がすでに揃う状況では、役割の重複が選考で不利に働きやすい。[6/6ページ]

リリーフ枠の優先順位

松山晋也(中日ドラゴンズ)

・投打:右投右打

・身長/体重:188cm/92kg

・生年月日:2000年6月23日(25歳)

・経歴:八戸学院野辺地西高 – 八戸学院大

・ドラフト:2022年育成選手ドラフト1位(中日)

・2025年成績:53試合登板(52回2/3)、0勝1敗46セーブ5ホールド、72奪三振、防御率1.54

 

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 2025年シーズンは守護神として君臨し、最多セーブのタイトルに輝いた松山晋也。NPB屈指のリリーバーだが、メンバー入りの可能性は低くなった。

 

 八戸学院野辺地西高、八戸学院大を経て、2022年育成選手ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団すると、ルーキーイヤーの6月上旬に支配下契約を奪取。同年は36試合登板、防御率1.27といきなり結果を残した。

 

 翌2024年はセットアッパーに定着し、43ホールドポイント(2勝41ホールド)、防御率1.33をマークし、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。

 

 さらに、2025年は読売ジャイアンツに移籍したライデル・マルティネスの後釜としてクローザーの役割を担うと、53試合の登板で46セーブ、防御率1.54と圧巻の数字。マルティネスと最多セーブの座を分け合った。

 

 近年はNPBのリリーフ投手の中でもトップクラスの投球を披露。昨年11月に行われた韓国との強化試合で初めて侍ジャパン入りを果たし、1回無失点とした。

 

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 侍ジャパンメンバー入りが有力視されていた中、同じ右のリリーフとして石井大智(阪神)平良海馬(西武)、松本裕樹(ソフトバンク)が選出。

 

 他にもリリーフ経験のある投手もおり、残る1枠としての優先度は高くないだろう。

 

 

【了】