登録者数150万人超のYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」を運営する理学療法士の山内義弘は、熟睡できない原因と夜中のトイレに関する調査を実施した。本調査は2026年1月6日にインターネット調査を通じて行われたもの。調査対象は、週に数回以上「熟睡できない」「眠りが浅い」と感じている45歳以上70歳未満の全国の男女300名(男女各150名)。
調査結果
週に数回以上熟睡できない、または眠りが浅いと感じている人に主な原因を尋ねたところ、全体の65%以上が「夜中にトイレで目が覚める」と回答。男性は69.3%、女性は60.7%となり、性別を問わず夜間頻尿が睡眠の質低下に大きく影響している実態が浮き彫りになった。次いで多かったのは「特に理由はないが夜中に目が覚める」で47.0%。一方、「足がつる」「自分のいびき」「無呼吸症候群・呼吸の違和感」などはいずれも2割未満にとどまり、夜間頻尿が突出した要因となっている。
夜中にトイレで目が覚めると回答した人に一晩で何回起きるかを尋ねたところ、最多は「1回」で60.5%。約3割が「2回」、約1割が「3回以上」と回答した。
夜中にトイレで目が覚めないように気をつけていることを尋ねたところ、最も多かったのは「就寝前の水分摂取を控える」で43.1%。一方で「特に対策はしていない」と回答した人は49.7%にのぼった。夜間頻尿に悩みながらも、年齢のせいとして受け止め、根本的な対策に踏み出せていない層が多い実態がうかがえる。
夜間頻尿の意外な原因
山内義弘は、夜間頻尿の主な原因として2つの要因があると指摘している。1つ目は過活動膀胱で、自律神経の乱れによって膀胱に尿を十分に溜められなくなり、少量の尿でも強い尿意を感じやすくなる状態だという。2つ目は、ふくらはぎに血液が溜まることで起こる「第二の膀胱」と呼ばれる現象で、運動不足などによりふくらはぎの筋肉のポンプ機能が低下すると、日中に血液が下半身に滞留しやすくなるとされている。就寝時に横になることで溜まっていた血液が一気に心臓へ戻り、その後全身に循環する過程で就寝後2〜3時間ほどで尿が作られ、これが夜中の尿意として現れる仕組みだという。
山内流・絆創膏セルフケア
ふくらはぎの奥にあるヒラメ筋に絆創膏を貼り、筋肉の働きをサポート。かかとを上下に動かした際に盛り上がる部分を起点に、下方向へ軽く引っ張るように貼る。
山内流・夜間頻尿改善エクササイズ
直径約20cmの風船を用意する。バスタオルやビニール袋などで代用してもよいとされている。まず、太ももに風船を挟んだ状態で立ち、内ももを軽く締めるよう意識する。次に、5秒ほどかけてゆっくりしゃがみ、同じく5秒ほどかけて立ち上がるスクワットを5回行う。その後、立ったまま膝を小刻みに上下させる動きを20回繰り返す。さらに、お尻の穴を締める意識を持ちながら、同様の動きを20回行うことで、骨盤底筋群とふくらはぎの筋肉を同時に刺激でき、夜間頻尿の改善効果が期待できるという。
夜間頻尿は加齢だけが原因ではなく、ふくらはぎの血流や筋肉の働きを整えることで、夜間のトイレ回数の減少や睡眠の質向上が期待できるとされている。夜に血流をリセットする習慣を取り入れることが、睡眠環境の改善だけでなく全身の健康維持にもつながるとのことだ。




