「好きな男性アナウンサーランキング2025」(オリコン調べ)で1位に輝いたTBSの南波雅俊アナウンサー。2020年10月にNHKからTBSに転職し、スポーツ実況をはじめ、『Nスタ』『ひるおび』『ラヴィット!』などで活躍しており、B'z歌唱でもたびたび話題を呼んでいる。幅広い魅力を見せる南波アナにインタビューし、「想像してなかったアナウンサー人生になっている」というこれまでの歩みを振り返ってもらった。
南波アナがアナウンサーへの憧れを持ち始めたのは、野球の強豪・國學院大學久我山高校で投手を務め、甲子園を目指していた高校時代だった。
「子供の頃から毎日テレビの野球中継を見て、終わるとラジオをつけてという生活が当たり前にあったことが原体験です。高校生の時には、部活後に夜のスポーツニュースを毎日見ていたことや、甲子園や六大学野球で活躍された日本テレビの上重聡さんの姿を見て、実況とは違いますが、スポーツに関わるアナウンサーというものに憧れを持ちました」
大学生時代にはニッポン放送でアルバイトをしており、アナウンサーが目の前にいたり、野球中継が常に流れていたりという環境で過ごしたことも影響し、アナウンサー試験を受けようと決めたという。
「最初は絶対にアナウンサーというより、野球に関わりたいという思いが先で、記者なども考えていました。ただ、アナウンサーは面接の時期が他の職種に比べて早かったですし、野球中継やスポーツ番組への憧れがあったので、半分本気、半分面接練習みたいな気持ちで受けてみました。運よくTBSではカメラテストに残ることができ、映像を見て実況したり、ニュースを読んだりするのが、すごく楽しかった。でも、最終面接の一つ手前まで進みましたが、最後まで残ることができず残念な結果に……。あと一歩で内定していたかもと思うと、中途半端な気持ちで受けていたことを後悔し、可能性があるなら本気で目指そうと決め、民放キー局の試験が終わってからアナウンススクールに通いました」
その後、2012年NHKに入局。岡山、大分、広島の放送局に赴任し、プロ野球や甲子園の実況、日本シリーズのリポーターも担当した。
そして、2020年にTBS転職という転機を迎える。当時はNHKで希望していたプロ野球実況も担当していたため「仕事面は、全く不満はなく、スポーツ実況に大きなやりがいを感じていた」というも、「赴任した土地は、どこも楽しくて魅力的だったのですが、定年まで転勤し続ける働き方は、生活面を考えたとき、自分のライフスタイルに合っているのかなという思いがありました」と打ち明ける。
そんななか、民放地方局の後輩アナウンサーからTBSの中途採用について知らされ、背中を押されて受けることに。
「入社できれば、野球中継の最高峰でもあるWBCの実況のチャンスがあるかもしれない。プロ野球のDeNA戦は全試合の中継権を持っている。TBSの方が、プロ野球を実況する機会は多いのではないかと。それに加え、世界陸上や世界バレーという世界大会の中継もある。頑張って活躍すればTBSでもオリンピックに行けるチャンスはある。生活面も安定する中で、大舞台に挑戦できる環境はとても魅力的でした。NHKという組織や先輩に育てていただいた恩はすごく感じていたので、大変悩みましたが、年齢的にもラストチャンスだと思い、挑戦しました」
