ナッジは1月7日、「お年玉に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2026年1月1日~1月4日、18歳~90歳4,899名を対象にインターネットで行われた。
「新成人」のお年玉事情
2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたが、「18歳」と「20歳」で明確な差が見られた。18歳の受給率が75.4%(4人に3人)であるのに対し、20歳では58.9%にとどまっている。高校生も含まれる18歳と、式典などの節目を迎える20歳の間で、お年玉事情には違いがあるようだ。
金額については、両年齢ともに「1万円~3万円」がボリュームゾーンとなり、期待との比較では「期待通りだった」という回答が中心だった。
なお、お年玉の受給状況について全年代を通してみると、年齢が上がるにつれてお年玉を受け取る人の割合は減少。それでも、30代では11.4%の人が「お年玉をもらった」と回答しており、一定数がお年玉を受け取っていることが分かった。
お年玉の使い道
使い道に関しては、両年齢ともに「貯蓄」が1位。続く2位には「推し活・エンタメ」がランクインした。ファッションや美容よりも優先度が高く、堅実な将来への備えと「推し活」を両立させる新成人の姿が浮き彫りになった。
受け取り方法「現金一強」に異変
受け取り方法は、依然として現金が主流ではあるが、昨年の調査データと比較すると現金比率は99.1%から92.3%へと約7%低下している。
Z世代のお金に対する価値観
今回の調査では、設問への回答に加え、自由回答からもZ世代のお金に対する価値観が垣間見えた。そこからは、資産形成への関心の高まりや、「推し活」を軸とした情緒的な支出意識など、数字だけでは捉えきれない若者のリアルな姿が浮かび上がっている。
「運用派」の声
Z世代の一部には、お年玉を単なるお小遣いではなく「将来に向けた資金」として捉える層が一定数存在する。10代から投資や運用を前提としたコメントが寄せられるなど、金融リテラシーの高さがうかがえる結果となった。
・「運用し、得た複利で欲しいものを買いたいから」(19歳)
・「自己投資のみならず、投資について深く学ぶ必要があったから」(19歳)
・「円安の影響で物価が上がり、以前のように気軽に物を買えなくなってきている」(18歳)
「推し活派」の声
使い道ランキングでも上位となった「推し活」を選んだ層からは、推しの存在が日常に深く結びついている様子がうかがえるコメントが寄せられた。お年玉という一時的な収入を、自分にとって意味のある対象に使いたいという意識が背景にあると考えられる。
・「推し活が幸せだから」(22歳)
・「旅行は趣味、推し活は生きがい」(19歳)
・「基本的に貯金にまわして、貯金と同じくらい大事な今しかできない推し活の足しにしたい」(21歳)



