
第6回WBCを前に、侍ジャパンの主軸を担う野手陣の輪郭が徐々に見え始めている。メジャー移籍を果たしながらも大会への強い意欲を示す選手は、その象徴的存在だ。長打力と国際大会での実績を兼ね備えた主砲候補として、今大会でも中心的役割が期待されている。[1/6ページ]
メジャー移籍後も揺るがぬ主砲の存在感
岡本和真
[caption id="attachment_244568" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの岡本和真(写真:Getty images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/100kg
・生年月日:1996年6月30日(29歳)
・経歴:智弁学園高
・ドラフト:2014年ドラフト1位(巨人)
・2025年成績:69試合出場、打率.327(251打数82安打)、15本塁打、49打点、1盗塁
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今オフにトロント・ブルージェイズへの移籍が決まった岡本和真。WBC出場にも意欲を示しており、今大会でも日の丸を背負うことになりそうだ。
智弁学園高から2014年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。高卒4年目の2018年に一軍へ定着すると、打率.309、33本塁打、100打点と大ブレイクを遂げた。
同年から6年連続でシーズン30本塁打を達成。3度の本塁打王に輝くなど、圧倒的な実績を残した。
2025年は長期離脱の影響を受け、69試合の出場にとどまったが、打率.327、15本塁打、49打点と高いパフォーマンスを発揮。
同年オフにポスティングシステムを申請し、メジャー移籍を果たした。
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2026年はメジャー初年度となるが、ブルージェイズは岡本のWBC出場に容認する姿勢を見せている。
第5回WBCでは全7試合に出場し、打率.333、2本塁打、7打点の活躍で世界一に大きく貢献した岡本。今大会でも中心選手の1人として期待されている。
前回大会では不調に苦しみながらも、最後の最後で結果を残した若きスラッガー。圧倒的な実績に加え、大舞台での勝負強さは、短期決戦でこそ価値を持つ。メジャー挑戦初年度となるが、今大会でも打線の軸を担う可能性は高い。[2/6ページ]
不調の先で輝いた勝負強さという武器
村上宗隆
[caption id="attachment_245022" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの村上宗隆(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投左打
・身長/体重:188cm/97kg
・生年月日:2000年2月2日(25歳)
・経歴:九州学院高
・ドラフト:2017年ドラフト1位(ヤクルト)
・2025年成績:56試合出場、打率.273(187打数51安打)、22本塁打、47打点。4盗塁
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第5回WBCでは不調に陥るも、準決勝・決勝戦で印象的な一打を放ち、世界一に貢献した村上宗隆。2026年はメジャー移籍初年度になるが、WBC出場が有力視されている。
2017年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団すると、高卒2年目にレギュラーへ定着し、打率.231、36本塁打、96打点の活躍で新人王を受賞。
翌2020年には打率3割をクリアするなど、順調なステップアップを見せた。
2022年には打率.318、56本塁打、134打点、出塁率.458と傑出した成績を残し、史上最年少での三冠王を戴冠。同年はNPBの日本人シーズン最多本塁打を更新するなど、記録的なシーズンを送った。
2025年は故障に泣き、56試合の出場に終わったが、打率.273、22本塁打、47打点とハイペースでアーチを量産。
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今オフにポスティングシステムを行使し、シカゴ・ホワイトソックスへの移籍が決定した。
ホワイトソックス側も村上のWBC出場を認める姿勢を見せており、今大会でも侍ジャパンの主軸を担うことになりそうだ。
近年の侍ジャパンにおいて、欠かすことのできない存在へと成長した好打者。攻守に安定感があり、国際大会でも結果を残してきた実績は際立っている。チームにもたらす安心感も抜群だ。[3/6ページ]
攻守で計算できる“国際大会仕様”の二塁手
牧秀悟
[caption id="attachment_245023" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの牧秀悟(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/97kg
・生年月日:1998年4月21日(27歳)
・経歴:松本第一高 - 中央大
・ドラフト:2020年ドラフト2位(DeNA)
・2025年成績:93試合出場、打率.277(364打数101安打)、16本塁打、49打点、3盗塁
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いまや侍ジャパンに不可欠な存在となっている牧秀悟。今大会でも二塁のレギュラーとして活躍が期待されている。
中央大から2020年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団。ルーキーイヤーからレギュラーを奪取し、137試合出場、打率.314、22本塁打、71打点の好成績をおさめた。
その後も安定した数字を残し、2023年には全143試合出場、打率.293、164安打、29本塁打、103打点の活躍で打撃2冠(打点・安打)を獲得した。
2025年は故障離脱があり、93試合の出場にとどまったが、打率.277(規定未満)、16本塁打、49打点を記録した。
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強打の二塁手として第5回WBCでも日の丸を背負い、2本塁打を記録。プレミア12でも満塁本塁打を放つなど、国際大会で印象的な一打を放っている。
今大会も、そのパフォーマンスに注目が集まりそうだ。
前回大会は故障により出場辞退となったが、今回は万全での参戦が期待されるスラッガー。メジャーで積み重ねてきた経験と実績は、代表チームにとって大きな武器となる。長打力と経験値を兼ね備えた主軸候補として、存在感は極めて大きい。[4/6ページ]
メジャーで磨かれた長距離砲の復活
鈴木誠也
[caption id="attachment_245020" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの鈴木誠也(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/98kg
・生年月日:1994年8月18日(31歳)
・経歴:二松学舎大付高
・ドラフト:2012年ドラフト2位(広島)
・2025年成績:151試合出場、打率.245(571打数140安打)、32本塁打、103打点、5盗塁
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前回大会は故障により、無念の出場辞退となった鈴木誠也。メジャーでは4年連続で2桁本塁打を放つなど実績を積み上げており、主軸として活躍が期待されている。
二松学舎大付高から2012年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。高卒4年目の2016年にブレイクすると、2019年には首位打者(.335)と最高出塁率(.453)のタイトルに輝いた。
2021年には打率.317、38本塁打、88打点、出塁率.433と傑出した成績をマーク。同年オフにポスティングシステムを行使し、シカゴ・カブスへ移籍した。
メジャー初年度から2桁本塁打をクリアし、メジャー4年目の2025年は151試合出場、打率.245、32本塁打、103打点を記録。
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同年は、日本人右打者では史上初となる30本塁打の大台を突破した。
主要国際大会では2017年のWBC、2019年のプレミア12、2021年の東京五輪に出場。侍ジャパンの常連となっており、今大会も出場が有力視されている。
コンディション面に不安を抱えながらも、代表に欠かせない存在と見なされている打者。卓越した打撃技術と高い出塁能力は、短期決戦の国際大会で真価を発揮する。状態さえ整えば、再び打線の流れを作る役割を担うだろう。[5/6ページ]
短期決戦でも際立つ打撃技術
近藤健介
[caption id="attachment_244569" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの近藤健介(写真:Getty images)[/caption]
・投打:右投左打
・身長/体重:173cm/85kg
・生年月日:1993年8月9日(32歳)
・経歴:横浜高
・ドラフト:2011年ドラフト4位(日本ハム)
・2025年成績:75試合出場、打率.301(256打数77安打)、10本塁打、41打点
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前回大会では、2番打者として躍動した近藤健介。2025年は度重なる故障に見舞われるなど状態が心配されるが、侍ジャパンにとって不可欠な存在だろう。
2011年ドラフト4位で北海道日本ハムファイターズに入団すると、2015年に初めて規定打席をクリア。同年は129試合に出場し、打率.326、8本塁打、60打点の好成績を残した。
その後も卓越した打撃技術を発揮し、2018年から3年連続で打率3割超をマーク。
2022年オフにはFA権を行使し、福岡ソフトバンクホークスに活躍の場を移した。
移籍初年度には全143試合出場、打率.303、26本塁打、87打点、出塁率.431と傑出した成績をおさめ、打撃3冠(本塁打・打点・出塁率)を獲得。翌2024年には首位打者(.314)に輝いた。
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2025年は故障の影響で75試合の出場にとどまったが、打率.301(規定未満)、10本塁打、41打点を記録。一方、日本シリーズでは指名打者や代打での出場に限られていた。
第5回WBCでは全7試合に出場し、打率.346、1本塁打、5打点と攻撃の中心を担った近藤。コンディションに問題がなければ、侍ジャパン入りは確実といえるだろう。
前回大会では圧倒的な成績を残し、世界一の原動力となった実力者。シーズン成績に波があっても、大舞台で結果を出す力はすでに証明されている。今大会でも、打線を牽引する存在として期待が集まるのは当然だろう。[6/6ページ]
世界一を知る男が再び打線の核に
吉田正尚
[caption id="attachment_245021" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの吉田正尚(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投左打
・身長/体重:173cm/85kg
・生年月日:1993年7月15日(32歳)
・経歴:敦賀気比高 - 青山学院大
・ドラフト:2015年ドラフト1位(オリックス)
・2025年成績:55試合出場、打率.266(188打数50安打)、4本塁打、26打点、3盗塁
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第5回WBCでは大会ベストナインに選出されるなど、世界一の原動力となった吉田正尚。今大会においても、重要なピースになるだろう。
青山学院大から2015年ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団すると、ルーキーイヤーから2桁本塁打を記録。
2020年から2年連続で首位打者に輝き、球界を代表する打者として君臨。
2022年オフにポスティングシステムを申請し、ボストン・レッドソックスに移籍した。
メジャー初年度は140試合に出場し、打率.289、15本塁打、72打点、8盗塁と優れた成績をおさめた。
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しかし、その後はやや数字を落とすと、2025年は右肩の故障で大きく出遅れ、55試合出場で打率.266、4本塁打、26打点に終わった。
それでも、前回大会では全7試合に出場し、打率.409、2本塁打、13打点と圧倒的な結果を残した吉田。今大会でも卓越した打撃技術を披露し、打線を牽引したいところだ。
【了】