「新年の頭にネクストブレイク候補を発掘する」、2015年にスタートしたマイナビニュース恒例の正月企画を今年も実行。

年々、他サイトで似た記事も増えてきたが、今春スタートの朝ドラ『風、薫る』主演の見上愛を22年、上坂樹里を24年、現在放送中の朝ドラ『ばけばけ』主演の高石あかりを24年にあげたように、ここでは「よりフレッシュな先物買い」という観点から10名の若手女優を紹介していく。

セレクトのポイントは、「最近の出演作で見せた可能性」「出演予定のラインナップ」「ポテンシャルと業界評価」の3点。次々に新星が誕生する中、今年ブレイクのきっかけをつかむのは誰なのか。

25年に連ドラ3作出演した逸材

  • 近藤華

    近藤華

1人目は25年に3作のゴールデン・プライムタイム連ドラに連続出演した近藤華(18)。『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(フジテレビ系)でクライマックスの鍵を握る役を演じて存在感を見せると、『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ制作・フジ系)では校内盗撮疑惑に悩む女子高生を演じた。

さらに『小さい頃は、神様がいて』(フジ系)では北村有起哉と仲間由紀恵が演じる夫婦の娘を好演。「映画監督になるのが夢」という大学生の役だが、彼女自身もアニメーションや絵を手がけているだけにハマリ役となった。

今年も映画『未来』などの出演が予定されているが、そもそも中学生時代からマクドナルド、三井のリハウス、資生堂などのCMに起用された才能の持ち主。木村佳乃、中村倫也、松坂桃李、菅田将暉、小芝風花らを擁するトップコート所属であり、幼いころから憧れていた杏のような主演女優への視界良好だ。

2人目はたびたび「この女優は誰?」と謎の存在としてネット検索され、「Yahoo!検索大賞2025 ネクストブレイク人物部門」に選ばれた奥山葵(26)。まずAmazon PrimeのCMでラーメンを作る金髪女性を演じて話題になると、昨年4月には『しあわせは食べて寝て待て』(NHK総合)で主人公が務めるデザイン事務所のデザイナーを演じた。さらに秋になると『スクープのたまご』(TBS系)で早くもドラマ初主演。スクープ獲得に挑む新米週刊誌記者を演じたほか、同年は映画『クロスポイント』にも出演した。

実は19年のイギリスBBCとNetflixの共同制作ドラマ『Girl/Haji』に抜てきされた大器。しかも初めてのオーディションで合格していきなり世界デビューを果たし、業界内で「この子は何者?」という声があがっていた。その後、24年にも再びNetflixの映画『ビューティフル・ゲーム』に出演するなどグローバルな活躍で知られている。国内外のクリエーターを魅了する独特な存在感があるだけに、さらなる飛躍が期待できそうだ。

急浮上した「謎の美少女」たち

  • 南琴奈

    南琴奈

  • 早坂美海 撮影:加藤千雅

    早坂美海 撮影:加藤千雅

3人目はMr.Children、Official髭男dism、VaundyなどのMV出演で知られる南琴奈(19)。ドラマでは、23年に『舞妓さんちのまかないさん』(Netflix)でデビューを飾ったあと、『ミステリと言う勿れ 特別編』(フジ系)でメインゲスト・篠原涼子の高校時代を演じ、25年には『アリスさんちの囲炉裏端』(BS-TBS)に出演した。

さらにインパクトがあったのは『僕達はまだその星の校則を知らない』で演じた生徒会副会長役。同作には次世代の主演女優候補がそろっていたが、その美ぼうはひと際目を引きネット上でも「あの美少女は誰?」と話題になった。映画『花まんま』『ミーツ・ザ・ワールド』にも出演し、26年も1月23日に映画『終点のあの子』、2月20日に初主演映画『夜勤事件 The Convenience Store』が公開される。

4人目は25年に彗星のごとく現れ、26年の飛躍が確実視される早坂美海(19)。『対岸の火事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)では多部未華子演じる主人公主婦の学生時代をみずみずしく演じた。さらに『愛の、がっこう。』(フジ系)では木村文乃演じる主人公教師の運命を変えた生徒役で出演。年齢を偽ってホストクラブに出入りし、お金を使い込んでしまう高校生を演じて強烈なインパクトを残した。

今年は春スタートの朝ドラ『風、薫る』(NHK総合)で主人公の妹を演じるなど、さらなる知名度上昇は必至。現役大学生だがドラマ界の名匠・西谷弘らに見出された逸材だけにゆくゆくは朝ドラ主演の可能性もありそうだ。

  • 倉沢杏菜

    倉沢杏菜

5人目も「謎の美少女」としてたびたび騒がれている倉沢杏菜(20)。最初にその名を知らしめたのは14年の『VRおじさんの初恋』(NHK総合)で、主人公の冴えない中年男性のアバターを演じた。さらに同年、学園ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)、大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)に連続出演。

昨年は『ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-』(日本テレビ系)で川栄李奈演じる主人公の妹を演じたあと、『19番目のカルテ』(TBS系)、朝ドラ『ばけばけ』(NHK総合)にも出演した。10月には単発ドラマ『君のスマホを見てみたら』(日テレ系)でドラマ初主演を果たし、今年も大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合)で再び主人公の妹を演じる。

深夜ドラマ3作で連続主演

  • 尾碕真花

    尾碕真花

  • 中島瑠菜

    中島瑠菜

6人目はドラマデビューから10年目の25年にブレイクの兆しを見せた尾碕真花(25)。19~20年放送の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日系)にヒロインとして出演したあとは大半がゲスト出演になるなど雌伏の時を過ごしていたが、風向きが一変。『コールミー・バイ・ノーネーム』(MBS)、『介護スナック ベルサイユ』(東海テレビ制作・フジ系)、『シンデレラ クロゼット』(TBS系)の深夜ドラマ3作で連続主演を務めた。

さらに月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(フジ系)では無自覚でネグレクトしてしまうシングルマザーを体当たりで熱演。準主役級の役を演じてその名前と顔を印象付けた。26年は1月から『パンチドランク・ウーマン-脱獄まであと××日-』(日テレ系)にレデュラー出演。大麻取締法違反容疑で収容される女性というまたもハードな役であり、作品の世界観を象徴する存在として期待がかかる。

7人目は「主演女優の登竜門」と言われる現役ミスセブンティーンの中島瑠菜(19)。25年は映画『新幹線大爆破』『水の中で深呼吸』『蔵のある街』『TOKYOタクシー』『レイニーブルー』の5作に出演する活躍だった。なかでも『蔵のある街』は映画初主演、『TOKYOタクシー』では木村拓哉から称賛されるなど、着実にステップアップ。大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』(NHK総合)にも出演するなど、飛躍の一年となった。26年も映画『とれ!』『ザッケン!』で主演を務めるなど、映画賞を獲得する日は近そうだ。

すでにドラマ20作超の出演歴

  • 清乃あさ姫

    清乃あさ姫

  • 吉田美月喜

    吉田美月喜

8人目は各局ドラマ班の評価が急上昇している清乃あさ姫(20)。これまでドラマ初出演の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)から、月9ドラマ『366日』(フジ系)、金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)、土曜ドラマ『なんで私が神説教』(日テレ系)と各局の看板ドラマ枠に出演する充実ぶりを見せていた。25年はヒロインの妹を演じた『リベンジ・スパイ』(テレ朝系)も含め、4クール中3クールにレギュラー出演。今、学園ドラマのキャスティングで真っ先に名前があがる若手の1人だろう。

9人目はすでにドラマ20作超の出演歴を持つ吉田美月喜(22)。25年は主演ドラマ『世界で一番早い春』(MBS)のほか、『恋愛革命』(ABC)でヒロインを演じた。26年はドラマ『俺たちバッドバーバーズ』(テレ東系)で天才凄腕ハッカーを演じるほか、映画『万事快調<オール・グリーンズ>』、主演映画『顔のない街』、海外映画『KARATEKA』に出演。24年公開のアニメ映画『ルックバック』で河合優実とダブル主演を務めて称えられたが、舞台でも評価され、今年5月上演の『リア王』では吉田鋼太郎、石原さとみ、藤原竜也らと共演。CMやMVなども含め、地道に重ねてきた実績が花を結びつつある。

  • 杏花

    杏花

最後の10人目は、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)での後輩OL役が記憶に新しい杏花(26)。知名度こそ低かったものの、すでにドラマだけで50作超の出演歴を持ち、『いちばんすきな花』(フジ系)、『海のはじまり』(フジ系)、『ホットスポット』(日テレ系)などの人気作にも出演していた。かつて学園ドラマの常連であり、近年は同僚・後輩社員役の定番だったが、昨秋は主演を食うレベルの演技を見せたことから、一気に主演女優にのぼり詰めそうなムードが漂っている。26年は演技歴20年目の節目であり、歌・楽器・バレエ・タップなどの武器も備えるだけに、かつての木南晴夏や伊藤沙莉のような助演から主演へのステップアップを果たすか。

今年はどんな新星が飛び出し、どこまで人気を集めていくのか。ここで挙げた10名はその可能性を秘めた筆頭株だけに、一年間追いかけてみてはいかがだろうか。