フジテレビの安宅晃樹アナ、佐々木恭子アナ、島田彩夏アナ、西山喜久恵アナ、宮司愛海アナが「料理」をテーマに執筆した『おしゃべりな食卓 フジテレビアナウンサー短編小説集』(徳間書店)が、1月28日に発売。入社2年目の上垣皓太朗アナが、カバーイラストを描き下ろした。
本書は、料理は科学だと言い切るシェフ、家事育児のストレスに爆発して家庭での料理担当を夫に一任する母親、朝ご飯を巡って親とけんかしてしまう小学生、都会の生活を謳歌しつつ故郷の梅干しに引かれるOL、ロールキャベツを作ることで結婚や仕事や過去の恋へのもやもやが静かにほどけていく独身女性など、料理をテーマに描かれる物語が連なるアンソロジー。巻末では、著者5人が本書の成り立ちや思いを語り合う座談会も収録されている。
幼い頃から絵を描くことが好きだったという上垣アナは『おしゃべりな食卓』というタイトルを聞いて、いろいろな人が食卓を囲んでいることをイメージ。「食卓がカラフルだったらいいなと。色使いや、いろいろな地域の食があるとか、大人向け子ども向けの食べ物が両方あるとか“食の多様性”を表現したくて」と語り、おにぎり、ビール&枝豆など幅広い世代が好む食べ物を色鮮やかに描いた。
初めて小説を出版する先輩アナウンサーたちの作品については「アナウンサーの世界から一歩離れて、完全に100%フィクションだったらどんな世界が広がっているのかが堪能できる一冊。語彙力&表現力が、それぞれに個性ある小説に仕上がっている点も見どころです!」とアピール。上垣アナが初めてカバーイラストに挑戦する姿は、フジアナ公式YouTube『フジアナch.』にて29日から配信される。
上垣皓太朗アナ コメント
――カバーイラストの依頼を受けたときの思いは?
「依頼があったときは素直にうれしかったです。子どもの頃から絵を描くことが好きで、ずっと鉄道や電車の絵を描いていたことを覚えています。中学、高校、大学と、描くことから離れてしまいましたが、社会人になって再びこのような貴重な機会をいただけるとは。表現方法と一口に言っても、言葉の場合は、目で見たものや聞いたものを自分の言葉の能力の限界までしか表現できませんが、絵はもっと直感的に描けるのが楽しかったです」
――イラストに込めた思いは?
「『おしゃべりな食卓』というタイトルを聞いて、食卓がカラフルだったらいいなと思いました。色使いや、いろんな地域の食があるとか、大人向け子ども向けの食べ物が両方あるとか、“食の多様性”を表現したくて。『おしゃべりな食卓』ってことは、いろんな人がそこを囲んでいるはずですから」
――ご自身にとって『おしゃべりな食卓』とは?
「実家が関西なので数ヶ月に1回程しか帰れませんが、その際の食卓は本当に話が止まらない!両親も私もずっと話して、夜7時ぐらいに始まった食卓が午前0時ぐらいまで、5~6時間たってもずっと話が止まらない!!話が食に彩りを与えることもあるのだと感じます」
――『おしゃべりな食卓 フジテレビアナウンサー短編小説集』の見どころは?
「想像力ですね。ニュースを伝える立場であるアナウンサーは、事実や情報を誠実に伝えますが、その逆に位置する感情や想像の世界、想像の翼をどう広げているかに注目して読んでいただきたいです。アナウンサーの世界から一歩離れて、完全に100%フィクションだったらどんな世界が広がっているのかが堪能できる一冊。語彙(ごい)力&表現力がそれぞれに個性がある小説に仕上がっている点も見どころです!」
作品・著者
「満天のハンバーグ」 安宅晃樹アナ
料理を「化学」と信じる天才シェフ・龍。亡き妻の味を再現してほしいという常連客の願いに向き合う中で、数式ではたどり着けない答えに直面する。偶然焦げた玉ねぎが呼び起こしたのは、記憶と愛情の味だった。
「カレーリレー」 佐々木恭子アナ
仕事と育児に追われ、限界寸前の那子。ある夜の小さな衝突をきっかけに、夫は「料理」を担う決断をする。家族をつなぎ直したのは、夜な夜な煮込まれる一鍋のカレー。役割を手放し、分け合うことで、食卓は再び温度を取り戻していく。
「母からの梅干し」 島田彩夏アナ
都会で働く未希は、失恋と挫折から心身の限界を迎える。実家から届いた母の作った梅干しを口にしたとき、忘れていた記憶と愛情がよみがえる。味の違いに気づき、帰郷した先で知るのは、変わらず支え続けてくれた母の思いと、自分の人生を歩み直す力だった。
「鯛の鯛」 西山喜久恵アナ
旅館で育った少女・ふみは、忙しい母に甘えられず、朝食をめぐる出来事から大きな叱責(しっせき)を受ける。曽祖母と囲む鯛の浜焼きで「許すこと」の意味と向き合い、家族の思いを知る。小さな骨〈鯛の鯛〉が、心の成長をそっと導く物語。
「もやもやのロールキャベツ」 宮司愛海アナ
仕事に追われる31歳の真美は、金曜の夜、1人でロールキャベツを作る。刻み、包み、煮込む工程の中で、結婚や仕事、過去の恋へのもやもやが、静かにほどけていく。選ばなかった人生も抱きしめながら「今の自分」で生きていいと気づく。
(C)フジテレビ

