
プロ野球のドラフト会議では、高校や大学などの1チームから、1度に複数の選手が指名されることは珍しくない。同じタイミングでプロ入りを果たした中、くっきりと明暗が分かれてしまうケースも往々にある。今回は、プロ入り前に同じチームでプレーし、同じ年にドラフト指名を受けたものの、プロで明暗が分かれた同期コンビをピックアップする。[1/6ページ]
根尾昂・藤原恭大(大阪桐蔭)
[caption id="attachment_243489" align="alignnone" width="530"] (左から)中日の根尾昂、ロッテの藤原恭大(写真:産経新聞社)[/caption]
●根尾昂
・ドラフト:2018年ドラフト1位(中日)
・NPB通算成績:34試合登板、0勝1敗1ホールド、防御率4.09(2025年終了時点)
●藤原恭大
・ドラフト:2018年ドラフト1位(ロッテ)
・NPB通算成績:443試合出場、打率.250、18本塁打、105打点、44盗塁(2025年終了時点)
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大阪桐蔭高で頂点を極めた、中日ドラゴンズの根尾昂と千葉ロッテマリーンズの藤原恭大。両者は2018年ドラフトでプロ入りしたが、特に根尾は殻を破り切れていない状況だ。
2人は大阪桐蔭高の黄金期を作り上げ、2018年に甲子園春夏連覇を達成。藤原は高校通算32本塁打をマークし、根尾も投打ともに高いレベルを披露した結果、ともにドラフト1位指名を受けた。
早期の活躍を期待された中、根尾は打者としてキャリアをスタート。しかし、思うような成績を残せず、プロ4年目に投手転向。経験を重ねているものの、今季は4試合の登板に終わった。
一方の藤原も、高校時代のインパクトを考えると物足りないシーズンの連続。打率は2割台前半のシーズンが続き、本塁打数も増えなかった。
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それでも、今季は初めて規定打席に到達し、107試合の出場で打率.271の成績を収めた藤原。来季の本格ブレイクを期待される存在と言えるだろう。
対する根尾は、勝負のプロ8年目を迎える。藤原がブレイクの兆しを見せただけに、このまま終わるわけにはいかない。
プロ野球のドラフト会議では、高校や大学などの1チームから、1度に複数の選手が指名されることは珍しくない。同じタイミングでプロ入りを果たした中、くっきりと明暗が分かれてしまうケースも往々にある。今回は、プロ入り前に同じチームでプレーし、同じ年にドラフト指名を受けたものの、プロで明暗が分かれた同期コンビをピックアップする。[2/6ページ]
宮﨑敏郎・赤堀大智(セガサミー)
[caption id="attachment_243488" align="alignnone" width="530"] (左から)横浜DeNAベイスターズの宮﨑敏郎、赤堀大智(写真:産経新聞社)[/caption]
●宮﨑敏郎
・ドラフト:2012年ドラフト6位(DeNA)
・NPB通算成績:1301試合出場、打率.300、158本塁打、575打点、2盗塁(2025年終了時点)
●赤堀大智
・ドラフト:2012年ドラフト4位(DeNA)
・NPB通算成績:6試合出場、打率.125、1打点
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横浜DeNAベイスターズの主力である宮﨑敏郎と、3年で戦力外となった赤堀大智。ともに2012年ドラフトで、セガサミーからプロ入りした2人だ。
大学時代から打撃センスが光っていた宮﨑は、セガサミーからDeNAに入団。即戦力としての働きを期待され、プロ1年目から33試合の出場で打率.250、2本塁打、5打点の成績を残した。
赤堀は立正大からセガサミーに入団。宮崎よりもドラフト指名の順位が高く、期待の表れとも言えるが、一軍出場はほとんどなかった。
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プロ1年目に初ヒットを放つも、2014、15年はヒットなし。赤堀は2015年オフに戦力外通告を受け、その後は再びセガサミーでプレーした。
対する宮﨑は2017年に打率.323を記録し、首位打者を獲得。その後も打率3割の常連バッターとして、チームの主軸を担う存在に成長した。今季は規定打席を逃しただけに、来季の復活が望まれている。
プロ野球のドラフト会議では、高校や大学などの1チームから、1度に複数の選手が指名されることは珍しくない。同じタイミングでプロ入りを果たした中、くっきりと明暗が分かれてしまうケースも往々にある。今回は、プロ入り前に同じチームでプレーし、同じ年にドラフト指名を受けたものの、プロで明暗が分かれた同期コンビをピックアップする。[3/6ページ]
坂本誠志郎・髙山俊(明大)
[caption id="attachment_243492" align="alignnone" width="530"] (左から)阪神の坂本誠志郎、オイシックスの髙山俊(写真:産経新聞社)[/caption]
●坂本誠志郎
・ドラフト:2015年ドラフト2位(阪神)
・NPB通算成績:513試合出場、打率.223、8本塁打、99打点、3盗塁(2025年終了時点)
●髙山俊
・ドラフト:2015年ドラフト1位(阪神)
・NPB通算成績:467試合出場、打率.250、20本塁打、135打点、23盗塁
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明治大から阪神タイガースに入団した坂本誠志郎と髙山俊。2015年のドラフト1位・2位コンビも、プロ入り後に明暗が分かれた。
坂本は履正社高で甲子園に出場。卒業後は明治大に進み、大学日本代表としてもプレーした。ドラフトでは阪神から2位指名を受けて入団したが、梅野隆太郎が定着したこともあり、基本的には2番手捕手の立ち位置だった。
髙山は日大三高で夏の甲子園優勝を経験。明治大でヒットを量産し、東京6大学の新記録となる通算131安打をマークした。将来を背負って立つ存在として、ドラフト1位で阪神の一員になった。
髙山はプロ1年目は打率.275の成績を収め、新人王を獲得。最高の出だしとなったが、プロ2年目、3年目と成績が低下した。
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持ち直したシーズンもありながら、2023年オフに戦力外通告を受け、現在はオイシックス新潟アルビレックスBCでプレーしている。
一方、坂本は2023年のリーグ優勝・日本一に貢献すると、今季はキャリアハイの117試合に出場。独走でのリーグ優勝の立役者となり、存在価値を発揮している。
プロ野球のドラフト会議では、高校や大学などの1チームから、1度に複数の選手が指名されることは珍しくない。同じタイミングでプロ入りを果たした中、くっきりと明暗が分かれてしまうケースも往々にある。今回は、プロ入り前に同じチームでプレーし、同じ年にドラフト指名を受けたものの、プロで明暗が分かれた同期コンビをピックアップする。[4/6ページ]
西川龍馬・船越涼太(王子)
[caption id="attachment_243490" align="alignnone" width="530"] (左から)オリックスの西川龍馬、広島時代の船越涼太(写真:産経新聞社)[/caption]
●西川龍馬
・ドラフト:2015年ドラフト5位(広島)
・NPB通算成績:1055試合出場、打率.295、76本塁打、427打点、48盗塁(2025年終了時点)
●船越涼太
・ドラフト:2015年ドラフト4位(広島)
・NPB通算成績:2試合出場、打率1.000(1打数1安打)
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2025年、都市対抗野球で優勝を果たした王子。2015年のドラフトでは、王子から西川龍馬、船越涼太がプロ入りした。
西川はドラフト5位で入団し、巧みなバットコントロールを披露。2018年は規定未満ながら打率.309の成績を残すと、翌年にキャリアハイの16本塁打。ただ、その後は怪我に悩まされるシーズンも多かった。
船越はドラフト4位で指名を受けて入団。社会人からキャッチャーに転向し、強肩強打で活躍した。ルーキーイヤーに一軍初出場、初ヒットを記録した一方、その後は出場機会が限られていた。
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2019年は二軍でも打率が低迷した結果、オフに戦力外通告。プロのキャリアは4年で幕を閉じた。
対する西川は広島の中心選手に成長し、2023年に打率.305をマーク。その後、FAでオリックス・バファローズに移籍した。今季は故障の影響で規定打席到達を逃しただけに、来季のフル回転に期待が集まっている。
プロ野球のドラフト会議では、高校や大学などの1チームから、1度に複数の選手が指名されることは珍しくない。同じタイミングでプロ入りを果たした中、くっきりと明暗が分かれてしまうケースも往々にある。今回は、プロ入り前に同じチームでプレーし、同じ年にドラフト指名を受けたものの、プロで明暗が分かれた同期コンビをピックアップする。[5/6ページ]
横川凱・柿木蓮(大阪桐蔭)
[caption id="attachment_243493" align="alignnone" width="530"] (左から)巨人の横川凱、日本ハム時代の柿木蓮(写真:産経新聞社)[/caption]
●横川凱
・ドラフト:2018年ドラフト4位(巨人)
・NPB通算成績:62試合登板、9勝11敗1ホールド、防御率3.13(2025年終了時点)
●柿木蓮
・ドラフト:2018年ドラフト5位(日本ハム)
・NPB通算成績:4試合登板、0勝0敗、防御率2.08
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夏の甲子園で優勝投手となった、大阪桐蔭高の柿木蓮。横川凱は高校時代は根尾昂(現:中日)などの存在に埋もれていたが、近年着実に力をつけている。
柿木は名門・大阪桐蔭高で背番号「1」を背負い、3年夏に全国制覇を経験。ドラフト5位で北海道日本ハムファイターズに入団した。
対する横川も、読売ジャイアンツから4位指名を受けてプロ入り。ドラフトでは、横川の名前が先に呼ばれる結果となった。
高校時代の活躍を期待された柿木だったが、ファームでも結果を残せないシーズンが続いていた。2023年から安定感を高めるも、一軍登板の機会を得られず。もどかしいシーズンが続いていた。
横川もファームで結果を出せず、2021年オフに育成契約に移行。その後、支配下復帰と育成契約を繰り返した中、2023年にプロ初勝利を挙げた。
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柿木は一軍での通算登板数が4試合に終わり、2024年に戦力外通告。通算一軍登板数はわずか4試合に終わり、この年でユニフォームを脱いだ。
一方の横川は今季、キャリアハイの25試合に登板。巨人の貴重なサウスポーとして、来季の飛躍を実現させたいところだ。
プロ野球のドラフト会議では、高校や大学などの1チームから、1度に複数の選手が指名されることは珍しくない。同じタイミングでプロ入りを果たした中、くっきりと明暗が分かれてしまうケースも往々にある。今回は、プロ入り前に同じチームでプレーし、同じ年にドラフト指名を受けたものの、プロで明暗が分かれた同期コンビをピックアップする。[6/6ページ]
酒居知史・土肥星也(大阪ガス)
[caption id="attachment_243491" align="alignnone" width="530"] (左から)楽天の酒居知史、ロッテ時代の土肥星也(写真:産経新聞社)[/caption]
●酒居知史
・ドラフト:2016年ドラフト2位(ロッテ)
・NPB通算成績:318試合登板、27勝22敗4セーブ108ホールド、防御率3.64(2025年終了時点)
●土肥星也
・ドラフト:2016年ドラフト4位(ロッテ)
・NPB通算成績:32試合登板、4勝3敗2ホールド、防御率5.47
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社会人野球の大阪ガスから千葉ロッテマリーンズに入団した、酒居知史と土肥星也。ともに2019年ドラフトでプロ入りしたが、明暗が分かれた2人と言える。
酒居は大阪体育大から大阪ガスに入社。都市対抗野球の準優勝に貢献する働きを見せ、ロッテからドラフト2位指名を受けた。土肥は尽誠学園高から大阪ガスに進み、社会人日本代表に選出。ドラフト4位でロッテに入団した。
酒居はプロ3年目にリリーフに注力した結果、同年は54試合に登板。しかし、翌年からの飛躍を期待されたが、美馬学のFA移籍に伴う人的補償により、東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍した。
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土肥は2019年、ファームで9勝、防御率2.35の好成績をマーク。ただ、一軍では結果を残せず、2022年オフから育成契約に。支配下復帰を目指すも叶わず、NPBの世界から去っていった。
一方、酒居は楽天移籍後に安定感が増し、リリーフ陣の一角として活躍。今季は怪我の影響で登板がなかったが、通算128ホールドポイントを積み重ねている。
【了】