レバテックが2025年10月に行った企業のITフリーランス活用に関する実態調査において、DX推進に取り組む企業のうち約65%がITフリーランスを活用しており、特にAI・データ活用分野での需要が高いことが明らかになった。

この調査は10月2日から6日にかけて、ITフリーランスを活用する企業の経営層や部長クラスの社員554名を対象にインターネット上で実施されたもの。

DX推進状況を尋ねた設問では、約8割が「取り組んでいる」と回答。そのうち約65%が「DX推進においてもITフリーランスを活用している」と答えた。IT人材の採用が困難な状況が続く中、即戦力としてITフリーランスを活用する企業が多いことが分かった。

  • 現在、DX 推進に取り組んでいるか

    現在、DX 推進に取り組んでいるか

  • DX 推進において、ITフリーランスを活用しているか

    DX 推進において、ITフリーランスを活用しているか

具体的な活用領域を尋ねたところ、「システム・アプリ開発」が64.9%で最も多く、次いで「データ活用・AI導入」が58.9%、「クラウド・インフラ整備」が52.5%と続いた。ITフリーランスの活用は開発支援にとどまらず、AIやデータ活用など幅広い分野に拡大していることがうかがえる。

  • IT フリーランスの活用領域・業務(複数回答)

    IT フリーランスの活用領域・業務(複数回答)

AIの導入状況については、約7割が「社内でAI導入を推進している」と回答した。AI導入によって期待する効果は「既存業務の生産性向上・効率化」が67.3%で最も多く、「新規事業・サービスの創出」が41.8%、「既存事業・サービスの付加価値向上」が38.7%と続いた。

  • 社内のAIの活用状況について

    社内のAIの活用状況について

一方、AI導入を進める上での課題として「AI人材の不足」を挙げた企業が57.8%に上った。統計解析や機械学習、データエンジニアリングなどの高度な専門知識が求められるため、正社員採用だけでは十分な人材確保が難しく、その結果、専門スキルを持つフリーランスの活用が進んでいる。

  • AI活用によって期待する効果(複数回答)

    AI活用によって期待する効果(複数回答)

  • AI活用推進おける課題(複数回答)

    AI活用推進における課題(複数回答)

同社の泉澤匡寛・執行役社長は、DXやAI活用においてITフリーランスが中核を担う存在になりつつあるとし、企業は雇用の枠にとらわれず、外部リソースを戦略的に投入する包括的な戦略が必要だと指摘している。