2018年に終了したフジテレビ系バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の人気シリーズ「岡村隆史にオファーが来ました」の最新作が、同局の動画配信サービス・FODの番組『めちゃ×2メチャってるッ!』(全12話)で独占配信されている。

これまでSMAP、モーニング娘。EXILE、三浦大知といったアーティストのライブで、努力を重ねて見事なパフォーマンスを見せてきた岡村だが、今回の舞台は、JO1、INI、DXTEEN、ME:I、IS:SUEというLAPONEエンターテインメントに所属するアーティストが総出演する『LAPOSTA 2025』。7年のブランクを経て再び奇跡を起こした岡村と、それを見守った矢部浩之が取材に応じ、名企画復活の思いや『めちゃイケ』の新たな展開への意欲などを語った。

  • ナインティナインの矢部浩之(左)と岡村隆史

    ナインティナインの矢部浩之(左)と岡村隆史

「やれんのか?」「いや、やれますよ」

ライブだけでなく、スポーツ、かくし芸、歌舞伎など、様々な大舞台に向けて努力を重ね、本番で奇跡を起こす、笑いとドキュメンタリーを融合させたスタイルが毎回大きな反響を呼んでいた。「岡村隆史にオファーが来ました」シリーズ。

仕掛け人である総監督の片岡飛鳥氏から今回の“オファー”の話を聞いた際、矢部は「動き出すぞ、ということだな」と受け止め、岡村は「“やれんのか?”と言われたので、“いや、やれますよ”とお話させていただきましたね。ただ、何をやるかも分からない中、また大変なことが始まんねんなみたいな“ザワっ”みたいなのはもちろんありました」と心を揺さぶられたという。

7年というブランクに、矢部は「相方ができるかどうかというのと同じように、自分もかつてのように練習見れるのかなと思いましたね。飛鳥さんに伝えたら“今の矢部でいいよ”と言われましたけど」と多少の不安を抱えていたのだそう。それでも、いざカメラが回りだすと「懐かしなって感じでした」と、すぐに感覚が戻ってきたそうだ。本番をモニタリングルームで見守りながら随所に入れるツッコミの切れ味も当時のままだ。

結婚後初の“オファー”で起きた変化

一方、「カメラが回りだしてすぐは何も変わらなかったんですけど…」という岡村は、ロケ初日のパルクール練習でアキレス腱が断裂するという、まさかのハプニングが発生。「今までは“ストレッチなんかいらん”みたいな考え方のもとやってきましたけど、変わってたのは僕の体だけでした」と、否が応でもブランクを痛感させられた。

自らの体の衰えにより、番組制作の予定が大きく狂ってしまったが、「一番最悪のところから(本番で)あそこまでできたのが画で撮れているので、この作品としては良かったかもしれないです」と図らずも過去最長シリーズとなったストーリーに満足しながらも、「他の番組やイベントにものすごい迷惑をかけてしまった反省があります」と真摯(しんし)な姿勢。

ただ、「僕も悪いですけど、初日から飛鳥さんもやる気満々で来て、ちょっと多めに僕にやらしたなと思いますね。オファーシリーズは初日に体動かなくなるまでやるんですけど、久しぶりというのもあって昔の感覚でやったらこうなったので、飛鳥さんも本当は責任を感じてほしい(笑)」と静かに訴えた。

岡村にとって7年前と大きく環境が変わったのは、結婚して家族ができたこと。「昔は家で何時までも自主練できたんですけど、今はできないんで、そのへんのスケジュールとか稽古場の確保はお願いしますということだけは、片岡飛鳥にお話させていただきました」と、本気で打ち込むための体制を求めていた。