自然食研は11月17日、「飲み会の"乾杯ドリンク選び”事情」に関する調査の結果を発表した。調査は2025年11月7日~11月9日、週1回以上飲酒する20~60代の男女518人および内科医514人を対象に、インターネットで行われた。
乾杯ドリンクは「ビール」が圧倒的多数
週1回以上飲酒する20~60代の男女に、「飲み会で乾杯時に最も選ぶことが多いドリンク」について尋ねたところ、「ビール(88.4%)」と回答した人が最も多く、「サワー・チューハイ(4.4%)」「ハイボール(3.3%)」となった。
「ビール」が圧倒的な支持を集めた背景には、乾杯の場における「定番感」があると考えられる。
「あなたは"乾杯の一杯目はビール"と決めているか」と尋ねた。「毎回そうしている」「できるだけそうしている」と回答した人を合わせると、約8割が基本的にビールを乾杯の一杯目にしているという結果になった。
特に仕事関係やフォーマルな飲み会では「まずはビールで」が暗黙の了解となりやすく、個々の嗜好よりも集団の一体感が優先されるのかもしれない。
では、飲み始めた後、どのくらいの時間でアルコールの影響を感じる人が多いのか。
「乾杯からどれくらいの時間で酔いを感じ始めることが多いか」について尋ねたところ、「30分~1時間未満」と「1時間以上」が多数を占めた。比較的ゆるやかに酔いが回る人が多い傾向が見られ、序盤から酔う人は少なく、ペースを意識して飲む姿勢がうかがえる。一方で、「10分未満」で酔いを感じる人も一定数おり、体質や空腹状態による個人差もあるようだ。
「年末に向けて肝臓ケアを意識したい」約9割
「年末が近づくと、飲み会の回数は増えると感じるか」について尋ねたところ、約7割が「とても増えると感じる(19.1%)」「やや増えると感じる(48.1%)」と回答した。年末にかけて飲み会が「増える」と感じる方が約7割を占め、忘年会シーズン特有の社交機会の多さがうかがえる。一方で、「あまり変わらない」と回答した人も約3割おり、コロナ禍以降に定着した「少人数・短時間飲み」といった飲み会スタイルの変化や、無理のない付き合い方を重視する人も一定数いるようだ。
年末にかけて飲み会が増えると感じる人が多い中で、アルコールと関係の深い「肝臓」のケアを意識したいと思う人はどの程度いるのだろうか。
前の質問で「とても増えると感じる」「やや増えると感じる」と回答した人に、「年末に向けて、肝臓のケアを意識したいと思うか」について尋ねたところ、約9割が「とても意識したいと思う(30.7%)」「やや意識したいと思う(55.2%)」と回答した。
大多数が「意識したい」と回答したことから、年末は飲酒機会が増加することで、肝臓ケアへの意識も高まる傾向があるようだ。
飲み会でも健康リスクを"考慮している”内科医は約9割
週1回以上飲酒する20~60代の男女は、年末に向けて肝臓ケアへの意識が高まることがわかった。では、医療の専門家である内科医は、自身の飲酒にどのような意識を持っているのだろうか。ここからは内科医に質問した。
「飲酒をする際、医師として健康リスク(肝臓・血圧・睡眠など)を考慮しているか」と尋ねたところ、約9割が「とても考慮している(48.6%)」「できるだけ考慮している(46.3%)」と回答した。
大多数の内科医が「飲酒時に健康リスクを考慮している」と回答しており、医療に携わる専門家としての意識が強くうかがえる。
肝臓や血圧、睡眠などへの影響を意識しながら、量や飲み方をコントロールしている姿勢が見て取れるが、乾杯ドリンクとしてどのようなものを選ぶことが多いのか。ここからは、前の質問で「飲酒はしない」と回答した人以外に聞いた。
「飲み会で乾杯ドリンクとして選ぶことが最も多いもの」について尋ねたところ、「ビール(52.4%)」が最多で、「サワー・チューハイ(16.6%)」「ハイボール(14.7%)」となった。
内科医でも「ビール」が最も多く選ばれたが、週1回以上飲酒する20~60代の男女と比べるとその割合は低く、「サワー・チューハイ」「ハイボール」も1割以上いることから、アルコール度数や体への負担を考慮した選択をしていると考えられる。「サワー・チューハイ」「ハイボール」はビールに比べてアルコール度数の低い商品が多く、濃度を調整しやすいほか、糖質やプリン体を抑えられるなど、体への負担をコントロールしやすい点が理由として考えられる。
では、実際の飲み会では、体調管理のためにどのようなことを意識しているか。「忘年会シーズンに飲み会に参加する際に、体調管理のために意識していることはあるか」と尋ねたところ、「飲む量をセーブする(48.0%)」が最多となり、「アルコール度数の低いものを選ぶ(33.7%)」「飲酒中・後に水をこまめに飲む(29.0%)」となった。
肝臓の健康維持をサポートする成分は
体調を整えるには行動面の工夫に加え、内側からのサポートも重要となる。そこで、肝臓の健康維持をサポートする成分について、引き続き内科医に聞いた。
「年末にかけて飲酒の機会が増える中、肝臓の健康維持のために患者や一般の人に勧めたい成分」について尋ねたところ、「タウリン(51.2%)」「オルニチン(47.3%)」「クルクミン(34.8%)」が上位を占めた。
「肝臓の健康維持をサポートする成分は、どのような方法で摂取するとよいと考えるか」について尋ねたところ、「日々の食事(63.8%)」が最多で、「サプリメント(45.1%)」「飲み物(28.8%)」となった。





