社会課題解決型トイレマップ「TOIMAP」を運営するKICKsは、11月時点の、各自治体が公開する「公衆トイレオープンデータ」のうち施設数100件以上の14都道府県(4,383カ所)について分析を実施した。同調査の結果を11月18日に発表した。

  • 「洋式化率」「女性個室比率」トイレTOP3ランキング

    「洋式化率」「女性個室比率」トイレTOP3ランキング

「洋式化率」および「女性個室比率」の分析の結果、どちらも京都がトップとなった。

  • 都道府県別「トイレ洋式化率」比較

    都道府県別「トイレ洋式化率」比較

訪日外国人観光客が「もう訪れたくなくなる」要素の第1位とも言われるトイレの快適性。その重要な指標として「トイレ洋式化率」が挙げられるという。

「トイレ洋式化率」については、トップが「京都府」(96.6%)、次いで2位が「宮城県」(74.9%)、3位が「和歌山県」(74.4%)という結果に。

反対に、ワースト1位が「香川県」(28.2%)、次いで2位が「青森県」(45.6%)、3位が「山口県 (45.8%)となり、トップの京都府(96.6%)とワーストの香川県(28.2%)で3.4倍の差があるという結果に。

京都府はほぼ100%に近い洋式化を達成し、観光地としての整備水準の高さが際立った一方で、香川県、青森県、山口県では未だに半数以上が和式トイレであることが分かった。 また、東京都(66.5%)、大阪府(69.0%)は、大都市圏だが、洋式化率は7割に満たないことから、多くの観光客が訪れるにもかかわらず、和式トイレに遭遇する可能性が残されていることが示唆されるとのこと。

  • 都道府県別「女性個室比率」比較

    都道府県別「女性個室比率」比較

高齢者や子連れ層の外出を抑制する「トイレ不安」は、年間3,000億円以上の経済機会損失(当社試算)を生んでおり、特に「女性トイレの行列」は、女性用個室数の不足が一因となるとのこと。

男性の個室1つに対する女性個室の比率は、トップが「京都府」(2.20)、次いで2位が「山口県」(1.88)、3位が「福井県」(1.85)となった。

一方、ワースト1位は愛知県(1.27)、次いで2位が「岩手県」(1.29)、3位が「香川県」(1.52)という結果に。さらに、ワースト4位は「大阪府」(1.59)、ワースト5位は「東京都」(1.60)で、ワースト5に三大都市圏である愛知・大阪・東京が含まるという結果になった。 このことから、人口が集中する都市部ほど「女性トイレの行列リスク」が潜在的に高い構造が示唆されるという。