安藤ハザマと大分市上下水道局は、コンクリート劣化や地球温暖化といった下水道インフラの課題を解決するため、「下水道用低炭素セグメント」の実用化に向けた実証実験を開始した。
近年、下水道施設のコンクリート劣化による道路陥没が頻発しており、地球温暖化防止のためのCO2排出量削減も求められている。そこで同社では、独自開発した防菌剤と低炭素セグメントの技術を組み合わせ、下水道施設特有の硫酸劣化への抵抗性を高め、製造時のCO2排出量を従来比70%削減できるRCセグメント(下水道用低炭素セグメント)を製造し、実用化を推進している。
9月には、防菌剤を配合した低炭素セグメントの試作に成功し、実用的な製造技術を確立した。10月には、大分市の下水道施設で実環境における硫酸劣化抵抗性能の検証を開始し、現在、最適な暴露場所を選定している。
今後は耐久性能に加え、力学性能の実証実験も進め、将来的な下水道更新工事への適用を目指す。

