
11月15日(土)の放送では、何度も観たくなるアイナおすすめの「映画」を紹介していきました。
パーソナリティのアイナ・ジ・エンド
◆「ラブ&ポップ」のエンディングが最高!
アイナ:今日は、私、アイナ・ジ・エンドが何度も見たい「おすすめの映画」を紹介していこうと思います。秋らしい企画ですよね。前に「ライフ・イズ・ビューティフル」(1997年)を紹介したので、今日は別の映画を紹介したいと思います。
最近、90年代とか2000年代初頭の映画をむさぼるように観ているんですよ。制作の合間に少し気を紛らわしたくて見始めたっていうのがあるんですけど、そっからハマっちゃって。もうね、毎日寝る前に映画を観賞しちゃっています。はい、またニキビができちゃいます、ということで。
一番最近観たのは「ラブ&ポップ」という1998年の映画です。そして「式日」、これは2000年の映画です。どちらも監督が庵野秀明さんで「エヴァンゲリオン」シリーズとかをやっていらっしゃる方なんですけども、庵野監督にめちゃくちゃハマっている気がしています。大好き。もうね、本当に最高。
「ラブ&ポップ」は女子高生の援助交際を描いたストーリーです。で、ストーリーがとてもシンプルなんですよね。シンプルなんだけど映像の撮り方が本当に面白くって。結構斬新な撮り方をしているので最高やし、何よりも仲間由紀恵さんがほんまに美しいなぁって。
庵野監督にとって初めての実写映画で、本当に面白い撮り方をされていらっしゃって、独特な着眼点もそうだし、文字がドン! って出てくる分かりやすさみたいなのに不思議なぐらい魅了されちゃったんですよね。
エンディングがこれまたすごくて、渋谷川をひたすらに歩いているんですよ、4人の女子高生が。そこで「あの素晴らしい愛をもう一度」(主演の三輪明日美さん歌唱)が流れてきて、これがめちゃくちゃかっこよくって。「このエンディング! めっちゃ好きやな」と思いましたね。
◆「式日」は何十回も観なおしている作品
アイナ:そして、もう1つは2000年公開の「式日」。こちらはなんと、アイナ・ジ・エンドもお世話になっている岩井俊二さんが出演されております。しかも主演。いや、これびっくりしたんだけど「岩井さん、お芝居してるじゃん!」って。
「式日」は、正直観るのはもう何十回目くらいの勢いなんですけど、「式日」のDVDの特典映像に「鉄道と少女」っていう短編映像がありましてね。岩井さんがずっと主演の女性の方を撮り続けている偽りのない映像なんですよ。もうこれがね、めちゃエモーショナル。なんかこういうリアルドキュメンタリーみたいなものが好きな方は、すごくハマるんじゃないかなって思いました。
「式日」は物語がちょっといびつで、前作の「ラブ&ポップ」よりもちょっと複雑なんですけど、ものすごい映像美とおしゃれさで、脳裏にがっちり刻まれるし、全体的な温度感も独特で最高でした。よかったらぜひ見てほしいですね。
パーソナリティのアイナ・ジ・エンド
◆大人になってこの映画に出会えてよかった!
アイナ:続いて、おすすめの映画をもうひとつ。こちらは初めて観たんですけど、2005年公開の「パッチギ!」。2005年やったら私は小学校5年生かな。うーん、もう沢尻エリカさんがめっちゃ可愛くてびっくりしました。映像もすごくよかったです。1つひとつのシーンがものすごく丁寧に描かれていて、何回も巻き戻しちゃいました。
物語の結末もちょっと恐ろしいぐらい感動的でした。なんかいろんな人の人生の行く末をポンポンポンと映し出すんですけど、出産だったりとか、男女がうまくいっている瞬間だったりとか。で、ちょっとハッピーな結末が並んでいるわけなんです。私はどんなことがあっても、やっぱり結末にハッピーが待っている映画が好きですね。
真っ向から人にぶつかったり、ちゃんと受け止める、そして、人を信じて待つ。これが人間関係で大事なのかなとか思いましたし、人付き合いのあり方とかを学べた気がしました。大人になってこの映画に出会えてよかったなと思うぐらい、私にとってはすごく衝撃的な映画でした。大好きです。
◆浅野忠信さん演じるツムジがめっちゃかっこいい
アイナ:そして最後のおすすめは、岩井俊二監督作品の「PiCNiC(ピクニック)」(1996年公開)です。岩井さんにも「大好き!」ってめっちゃ言っているんやけど、25歳ぐらいのときに初めて「PiCNiC」を観たんですよ。久しぶりに観なおしてみたんですけど、浅野忠信さん演じるツムジがめっちゃかっこいいんですよね。
あとは、90年代独特の質感も好きなのかもしれないです。ファッションも撮り方も可愛いんだけど、何よりも映像自体が可愛い。あとはCharaさん、最高ですね。なんか真似したくなる喋り方っていうか、ゴッドミューズだなって思いました。
ファーストソロツアーのバンドの衣装は、「PiCNiC」の浅野忠信さんみたいな感じがいいってスタイリストの子にお願いしたぐらい、「PiCNiC」のファッションが大好きなんですよ。Charaさんが演じているココが着ている黒い服があるんやけど、結構カラスみたいな衣装を着ているんですよね。羽が生えていて、なんかめっちゃ可愛いんですよね。いつかあんなテイストの衣装を着て踊りたいなとか思っています。
そんな岩井俊二監督とはご縁がありまして「キリエのうた」という映画を撮っていただきました。これが27歳のときかな、2023年に公開されているんですけど、ここでみんなに映画の曲を聴いていただきたいなと思います。小林武史さんという私にとって、人生の中で偉大なきっかけをくれた方に書いていただいた曲です。キリエで「キリエ・憐れみの讃歌」。
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12月20日(土)には、念願だった東京ガーデンシアターでワンマンライブ「nukariari」を開催。詳しくは公式サイトをご確認ください。
<番組概要>
番組名:東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」
放送日時:毎週土曜18:00~18:30
パーソナリティ:アイナ・ジ・エンド
番組Webサイト: https://tfm.co.jp/honamata/
番組公式X:@honamata_tfm