JR西日本は、国内初という100%次世代バイオディーゼル燃料による営業列車を岡山エリアで運行開始したと発表した。従来のディーゼル車両は軽油を燃料としていたが、化石燃料を一切使用しないバイオ由来の燃料で運転し、これにより当該列車のCO2排出量を実質ゼロとする。
次世代バイオディーゼル燃料の導入は、2022~2024年度に国土交通省が公募した「鉄道技術開発・普及促進制度 令和4年度新規技術開発課題」の一環として、鉄道総合技術研究所とJR7社の共同で実証試験を実施してきた。試験結果が良好だったことから、営業列車としての運行に踏みきるという。導入規模は「約2,100kL/年」とされ、JR西日本が保有する全気動車の運転用燃料の約10%に相当。これにより、一般家庭約2,000世帯分の排出量に相当する年間約5,500トンのCO2削減効果が見込まれるという。
11月11日から供給を開始しており、導入車両には取組みを示す専用シールを貼り付ける。なお、JR西日本グループは2021年に策定した環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン 2050」において、2050年までにグループ全体のCO2排出量を実質ゼロにすることを掲げている。今回の取組みもその一環となる。
