海外旅行を少しでもお得に計画したい。そうお考えの方にお勧めしたいのが、週末に無料宿泊などの多彩な特典を持つ「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、ヒルトン・アメックス)というクレジットカードだ。今回、シンガポールの5つ星ホテルに宿泊し、カード特典がどれほどのメリットを持つのか、実際に体験してきた。
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5つ星ホテル「コンラッド・シンガポール・オーチャード」へ
2023年12月28日にオープンした「コンラッド・シンガポール・オーチャード」は、シンガポールの目抜き通りであるオーチャード・ロードの高級地区に佇む。ショッピングはもちろん、ユネスコ世界遺産にも登録されている「シンガポール植物園」へも徒歩圏内という絶好のロケーションだ。
館内に一歩足を踏み入れると、建築家ジョン・ポートマンによる、象徴的なアトリウム建築を大胆に再解釈したデザインが視界いっぱいに広がり、非日常な雰囲気に浮足立つ。シンガポールの「ガーデンシティ」という特徴を館内に取り入れているそうで、緑豊かな植物と、地元アーティストによるアート作品が随所に配置され、都会の喧騒を忘れさせてくれる。
全445室の客室は、レジデンシャルスタイルで統一した、「自宅から離れた自宅」がコンセプトだ。アメニティには、スウェーデン発の高級フレグランスブランド「BYREDO (バイレード)」を採用しているほか、ネスプレッソマシンやスマート充電ハブなども完備されている。
館内には円形の美しいスイミングプール、最新のテクノジム社製マシンを備えたフィットネスセンターもあり、快適なホカンスが叶う。ホテルの宿泊料金を2025年10月の土日1泊で検索すると、スタンダードなキングデラックスルームで1泊414SGD(シンガポールドル)、日本円にすると2025年10月21日のレートで48,322円。スタンダードカードにあたる「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」は、年会費16,500円のため、無料宿泊特典だけで年会費を上回るメリットが得られることがわかる(年間150万円以上の利用と継続が条件)。
無料朝食に加え、運が良ければラウンジアクセスも叶う
「ヒルトン・アメックス」最大の特長の一つは、保有するだけでヒルトンのゲスト・ロイヤリティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」の上級会員資格である「ゴールドステータス」が無条件で提供されることにある。通常、ゴールドステータスを得るには年間20回の滞在または40泊が必要であり、そのハードルは低くない。しかし「ヒルトン・アメックス」を保有するだけで「ゴールドステータス」の資格が得られ、ヒルトンのホテルに宿泊する際、朝食が2名分無料になるのだ(一定の年齢の子どもは3人目以降でも無料になる)。
「コンラッド・シンガポール・オーチャード」の朝食会場は、イタリアン・オールデイダイニングの「Basilico(バジリコ)」。ここでは、ビュッフェスタイルで多彩な料理が提供されている。サラダバー、チーズやシャルキュトリー、サーモン、焼きたてのパン、豊富なイタリアン前菜、そして新鮮なフルーツやフレッシュジュースなどバラエティに富む。ライブキッチンエリアもあり、エッグステーションやヌードルステーション、インド料理のドーサステーションなどもあり、多民族国家であるシンガポールの食の豊かさを実感する。
朝食は一人50SGD、日本円にすると2025年10月21日のレートで5,836円。これが2名分(11,624円)無料になるというのは、物価高の今かなりありがたい。
次に「ヒルトン・アメックス」の利用で期待したいのが、「客室のアップグレード」だ。今回は幸運にも空室があったようで、予約していた部屋から「エグゼクティブルーム」へのアップグレードが叶った。エグゼクティブルーム宿泊者には、専用の「エグゼクティブ ラウンジ」へのアクセス権が付与される。今回の滞在で、ゴールドステータスのアップグレード特典により、図らずもこのラウンジアクセスまで手にすることができた。
ラウンジは6:30~22:00まで営業しており、プライベートチェックインや専用のワークスペースが利用できるほか、日中の軽食、そして夕刻のイブニングカクテルとオードブルがすべて無料で提供される。14:00~16:00のアフタヌーンティータイムには、可愛らしい焼き菓子やケーキ、サンドイッチなどがビュッフェ台に並んでいた。
18:00~20:00のカクテルタイムには、スパークリングワインやタイガービールなどのアルコールとともに、サラダや前菜類、スイーツなど、小皿料理が登場。チェックイン後のひととき、ディナー前のアペロを、ラウンジで優雅に過ごせるのはかなりありがたい。
なお、年会費66,000円の上位カード「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」(以下、プレミアム・カード)であれば、年間200万円以上を利用すると「ダイヤモンドステータス」が付与されるので、客室のアップグレードの状況にかかわらずエグゼクティブラウンジへのアクセス権が保証される(エグゼクティブラウンジを提供していないホテルでは別の形でベネフィットが用意されている)。ラウンジ利用を主目的とするならば、プレミアム・カードの選択も有力だろう。
ミシュランスターレストランも25%オフ、ホテル内のダイニング利用でポイントも貯まる
「ヒルトン・アメックス」のメリットはこれだけではない。2025年12月末日までの期間限定ではあるが、ヒルトングループのアジア太平洋地域の対象レストランでの飲食代が25%オフになる特典が付帯している。
「コンラッド・シンガポール・オーチャード」には11のレストランとバーがあるが、これらのダイニングでももちろん割引が適用される(対象外のサービスあり)。例えば、『ミシュランガイド シンガポール』で一つ星に輝く広東料理レストラン「Summer Palace (夏宮)」もその一つ。
香港出身のリウ料理長による伝統的でありながらオリジナリティあふれる広東料理のコースに、多彩な中国茶やティーカクテル、中国産を含むプレミアムワインのペアリングがついて一人288SGD(日本円にすると2025年10月21日のレートで33,615円)。高級レストランの利用時にこそ、25%割引という特典が効力を発揮する。
また、「アジアのベストバー50」にランクインしたこともある「Manhattan (マンハッタン)」も割引対象だ。世界初のホテル内「リックハウス(熟成庫)」を持つことで知られるバーで、マンハッタンやネグローニなどのオリジナルカクテルのほか、ホットドッグも名物だ。
さらに、ヒルトンのホテルでのカード利用は、ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントが効率よく貯まるように設定されている。スタンダードカードは100円につき3ポイント、プレミアム・カードに至っては100円につき7ポイントという高レートでポイントが付与される。貯まったポイントは、ヒルトンのホテル宿泊などに交換が可能だ。
持つだけで上級会員に! ホテル好き必携のクレカ「ヒルトン・アメックス」
紹介した「ヒルトン・アメックス」の無料宿泊は、コンラッドをはじめ、世界中のヒルトングループのホテル(ウォルドーフ・アストリア、LXR、ヒルトン、ダブルツリーbyヒルトンなど)が対象だ。スタンダードカードは、年間150万円のカード利用とカード継続で、週末に利用できる無料宿泊(1泊分)がプレゼントされる。プレミアム・カードは、カードを継続するだけで1泊分が提供され、さらに年間300万円のカード利用を達成すると、もう1泊、合計2泊分の無料宿泊特典が得られる。
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「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアムカード」主な特長 ※「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」が100円=1ポイント、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアムカード」が100円=1.5ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントとして加算される加盟店もある
クレジットカードの年会費が高騰する昨今、これだけのメリットが享受できる「ヒルトン・アメックス」が破格の年会費であることがおわかりいただけただろうか。今回の滞在のように、無料の朝食と客室アップグレード、さらにはラウンジアクセスまで体験してしまうと、その価値は年会費を遥かに凌駕すると断言できる。
これに加えて、年間の利用額達成(スタンダードは150万円)、あるいは継続(プレミアム) で得られるウィークエンド無料宿泊特典は、国内外問わず「コンラッド」のようなラグジュアリーホテルでも利用できる。円が弱い今、物価の高い海外の高級ホテルで行使するだけで、一気に年会費以上のリターンが確定するはずだ。
レストランでの25%オフ特典や高還元のポイントプログラムに加え、アメックスが持つ空港ラウンジ利用や、無料手荷物宅配サービスまで考慮に入れると、ホテル愛好家や旅好きにとってこれほど強力なカードは他にないだろう。
取材協力/ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード



















