東京商工リサーチは10月31日、「忘・新年会に関するアンケート」調査の結果を発表した。調査は10月1日~8日、資本金1億円以上の大企業および1億円未満の中小企業を対象にインターネットで行われ、有効回答6,225社(大企業5,744社、中小企業481社)を集計、分析した。
今年の忘・新年会を実施する企業は57.8%
今年の忘・新年会を実施する企業は57.8%(前年59.6%)で、コロナ禍以来初めて減少した。「実施する」企業を産業別にみると、「建設業」(66.6%)、「卸売業」(62.5%)、「金融・保険業」(62.4%)が上位に。一方、「実施しない」企業では「小売業」が最多の54.9%。次いで、「運輸業」(49.2%)、「不動産業」(47.7%)と続いた。
コロナ禍前から変わらず忘・新年会を実施している企業に理由を聞いたところ、最多は「従業員の親睦」で86.7%。次いで、「従業員の士気向上のため」が51.3%で続き、「会社の定番行事のため」は38.1%にとどまった。
一方、コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない企業の理由は、「開催ニーズが高くない」(67.3%)が最も多く、次点は「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」で41.3%。また、「費用削減」(21.7%)を理由に実施しない企業が初めて20%を超えた。


