10月18日、「反射材フェア2025」が池袋のサンシャインシティ 噴水広場で開催。JA共済が地域貢献活動の一環として各地で実施している「服装“見えやすさ”診断 見えチェック」の体験ブースが出展された。
全日本交通安全協会などが主催となって毎年10月に開催されている本イベント。多くの来場者がJA共済の「見えチェック」を体験した。
3段階で“見えやすさ”を判定、反射材の大切さを楽しく学ぶ
「反射材フェア」は、「つけよう反射材!! 防ごう夜間の交通事故」をスローガンに、全日本交通安全協会 反射材活用推進委員会が主催し、警察庁が後援する交通安全イベント。日没時刻が次第に早まる時期に、歩行者や自転車利用者の交通事故防止に向けて、反射材の利用促進と普及を呼びかける。
夜間の交通事故防止に効果的な反射材を一人でも多くの人に活用してもらうため、交通安全の知識や反射材の大切さを楽しみながら学べるイベントとして、交通安全に役立つ最新の反射材製品などを紹介。
今年もオープニングセレモニーやアイドルユニットによるミニライブ、反射材ファッションショーなど、反射材商品やその効果を伝えるプログラムの数々が実施された。
交通安全啓発活動を積極的に展開するJA共済は本イベントの趣旨に賛同し、2015年から協賛してきた。
トヨタ・モビリティ基金と共同で開発し、2023年から本格実施が開始された『見えチェック』。ステージプログラムの終了後、本イベントの会場に設けられた体験ブースには99名が訪れ、「見えチェック」を体験された。
服や身体に当たった光がどの程度反射するかを表す「反射率」を、上半身と下半身でそれぞれ測定し、光が当たっている箇所の明るさを表す「輝度」を算出。薄暮時間帯・夜間外出時における歩行者の交通事故削減のため、歩行者である自身の服装がドライバーからどのように見えるのかを診断でき、服装の“見えやすさ”が3段階で判定される。
体験者はグリーン背景で全身を撮影されるだけ。反射材のベストやリストバンドなどを着用した撮影写真を夜間の環境と合成することで、その効果を一目で体感できるという仕組みだ。
見え方はデジタルイメージで再現され、白や黄などの明るい色の服装は光をよく反射するため薄暮時間帯・夜間でも見えやすい服装に。反対に黒や紺などの落ち着いた色は暗闇と同化して見えにくい服装となる。
オリジナル反射材グッズを作れるワークショップも
反射材の効果や交通安全の知識について楽しく学べるアトラクションとして、幅広い世代の来場者が立ち寄った「見えチェック」ブース。この日は「見えチェック」の体験者に反射材のリストバンド、JA共済の交通事故未然防止活動を紹介するチラシを配付した。
また、体験型コンテンツでは「見えチェック」のほかに、今年は反射材マルシェバッグなどを作成するワークショップも展開された。
コットンのマルシェバック(1000円)や子ども用Tシャツ(1500円)に、オーロラに光る反射材プリントのデザインを施すというワークショップで、21種類×4色の84種+文字から4つの反射材プリントを選んで配置。加工スタッフが目の前で熱圧機にかけて、オリジナルの反射材グッズをその場で受け取れる。
また、会場内には反射材製品の展示コーナーや暗闇での反射材用品の効果を体験できる暗幕テント、展示された本物の白バイに跨がって写真撮影できるフォトスポットも設置。警視庁のシンボルマスコット“ピーポくん”も特別ゲストとして登場し、家族連れ客などで賑わいを見せていた。
「反射材フェア」では反射材製品の販売コーナーも充実しており、“推し活”などにも活用できるものや、オシャレで気軽に身につけやすいものなど、反射材を取り入れた多彩なバリエーションのアイテムを取り扱っていた。
交通事故は、一日のなかで17時台~19時台において最も多く発生している。この薄暮時間帯・夜間の「自動車対歩行者」の交通事故を防ぐには、ドライバーが歩行者に対して細心の注意を払うことに加え、歩行者が自身の存在をドライバーに発見してもらうことが重要だ。
車のヘッドライトに反射して光り、さまざまなシーンで夜間の交通安全に役立っている反射材。日々のファッションなどとして、積極的に取り入れてみてはいかがだろうか。











