渋谷の夜が、ひときわ熱を帯びた。10月12日(日)、Spotify O-EASTと東間屋を舞台に特別イベント「and supported by Ploom」が開催された。加熱式たばこブランド「Ploom」を展開するJTが協賛。大々的な告知はなされなかったにも関わらず、会場には開場前から長蛇の列ができた。
▼超大盛況! アメリカと日本のヒップホップがリンクした夜
Spotify O-EASTのフロアは大満員! 豪華ゲストが揃い踏みするとあって、観客のボルテージもスタートからMAX。会場前方には「Ploom PRIORITY AREA」という、Ploomユーザー専用観覧エリアも設けられた。
この日の主役は、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するWestside Gunn。世界的HIPHOPレーベル「Griselda」を牽引する有名ラッパーで、そのアンダーグラウンドでハイセンスなサウンドは映画界やファッション業界などジャンルを超えて高く評価されている。
そんな彼が日本のステージに立つのは極めてレア。登場と同時に放たれた圧倒的なオーラと重厚なサウンドにフロア全体が揺れた。
もちろん、日本勢も負けていない。沖縄出身のラッパーAwichは強さとしなやかさを融合させた圧巻のパフォーマンスを披露。高いスキルに定評を持つJP THE WAVYやGottz & MUD、CFN MALIKらも満員のフロアを大いに沸かせた。
そんな熱狂の中心に、もうひとつの注目スポットがあった。JTによる「Ploom」ブランドの特別観覧エリアと専用ラウンジだ。
禁煙、分煙の波はクラブカルチャーにも押し寄せており、今では音楽イベントやクラブハウスでは全面禁煙が一般的。むしろ今となっては、混雑するフロアで普通に紙タバコが吸える時代があったことのほうが驚きである。
が、この日、会場の一角には「Ploomユーザー限定」で入場できるエリアが設けられ、加熱式たばこのみ使用可能という特別なルールのもと、来場者は音楽とともにPloomを楽しむことができた。
柔らかな照明に包まれたラウンジには、Ploomの洗練されたデザインや世界観を反映した演出が施されていた。そのラグジュアリーなムードはまさにVIPラウンジそのもの。“スマートに愉しむ大人の嗜み”といったPloomらしい世界観がリアルに体現されていた。
印象的だったのは、JTが単なるスポンサーにとどまらず、カルチャーの一部として溶け込んでいたことだ。特に、最新のストリートファッションに身を包んだ来場者たちが薄暗い会場内でPloomを手にする姿はスタイリッシュで印象的だった。
かつて「たばこ」は、良くも悪くも“大人の象徴”で、非喫煙者にとっては苦痛でしかない独特の“ヤニ臭さ”がセットでついて回った。だが時代の変化とともに、たばこや喫煙スタイルも徐々に変化を遂げていく。そんな大きな流れの中で、JTは価値観の変化を受け止めながら、“今の時代にふさわしいスタイル”を常に模索し、一歩先で提案しているように見える。
それは“ヤニ臭さ”とは無縁で、誰もが気持ちよく音楽に身を委ねられるスマートな体験価値であり、音楽やファッションの現場と親和性の高いライフスタイルの一部でもある。簡単に言うと、めちゃくちゃ“今っぽい”のだ。
憧れのアーティストが放つビートの中で、観客が自然にPloomを嗜む。その光景はもはや演出ではなく、リアルなカルチャーの一断面だった。


