JR東日本は、電気・軌道総合検測車「East-i」にトロリ線を高精度に撮影するカメラを追加搭載し、その画像データを併用することで、10月から首都圏の全線区に架線設備モニタリングの導入を拡大したと発表した。
同社の架線設備検査について、従来は夜間の電力係員による至近距離で確認する検査を行っていたが、2021年4月から「East-i」搭載のカメラおよびセンサで取得した画像等のデータによる架線設備モニタリングを首都圏線区以外の在来線38線区、約5,500kmで導入した。
一方で、首都圏線区(約2,000km)は輸送密度の高さと、トロリ線を通過する列車本数が地方線区と比べて多いことから、架線設備モニタリングの導入拡大に向けてトロリ線測定の頻度や精度の検証を進めてきた。山手線の1編成にモニタリング装置を搭載し、営業車によるモニタリングの検証も行ってきたという。
2025年10月以降、従来から実施している測定データに加え、「East-i」にトロリ線を高精度に撮影するカメラを追加搭載し、その画像データを併用することで、首都圏線区の全線区に架線設備モニタリングの導入を拡大。合計で在来線43線区(約7,500km。奥羽本線福島~新庄間と田沢湖線盛岡~大曲間は除く)を対象とする。
なお、山手線の1編成で実施していた営業車によるモニタリングの検証については、「East-i」による架線設備モニタリングに移行するとしている。
