カンムは10月15日、Visaが発表した国際標準EMVCoに準拠した「クリック決済(Click to Pay)」を、バンドルカードに導入したことを発表した。

  • バンドルカードが「クリック決済」に対応

    バンドルカードが「クリック決済」に対応

ECの課題に対応する新しい決済体験

日本のEC市場は拡大を続けており、経済産業省の調査によると2023年のBtoC-EC市場規模は 24.8兆円(前年比9.23%増) に達している。一方で、かご落ちや不正利用、入力エラーといった課題は依然として大きなハードルとなっている。こうした中で同社は、Visaが2025年9月16日に発表したクリック決済について、バンドルカードユーザーにいち早く新しい決済体験を提供するため、導入を決定した。クリック決済を利用することで、ユーザーはカード番号や有効期限の入力を省略でき、スピーディかつ安全にオンライン決済を完了可能になる。またEC事業者にとっても、購入完了率の向上や不正抑止といった効果が期待できる。

クリック決済のメリット

Visaのクリック決済は、EMVCoの標準規格に則った、オンラインショッピングの購入手続き時にカード情報等の手入力が不要になる、全世界で利用可能なソリューション。Visaトークンサービスを利用した取引のため、Visa Secure(VisaのEMV 3-Dセキュアソリューション)やVisa Payment Passkey等と統合して利用することが可能で、承認率向上だけではなく、セキュリティ面もより強固になり、消費者はより安心してeコマース取引を利用できる。

また、カード情報を事前に登録する加盟店においては、加盟店に登録されているカードと、クリック決済に登録されているカードの併用が可能になることで、利用者の支払い方法の選択肢が広がる。

  • クリック決済利用イメージ

    クリック決済利用イメージ

海外実績と国内展開への期待

海外では既に数千の加盟店で導入が進み、Visaの公表によると、英国 Just Eat Takeaway.com では従来のカード手入力決済に比べ、不正利用50%削減・承認率8%改善・決済時間1/4という効果が報告されたとのこと。こうした実績は、EC事業者にとってカゴ落ち率の改善、購入完了率の向上、不正コストの削減といった効果に直結する。国内においても、日本国内においても決済体験の進化が期待される。