クリニックフォアグループは、花粉症の548名を対象に、9月26日から30日にかけ、インターネットを通じて「秋花粉症に関する調査」を実施した。

秋の花粉症は、くしゃみや鼻水といった典型的な花粉症の症状に加えて、咳や喉の違和感など、風邪のような症状が出る場合があることが特徴だ。これは、秋に飛散するブタクサなどの花粉が、春のスギ花粉に比べて粒子が小さく、気道の奥(喉や気管支)まで届きやすいためと考えられる。また、風邪の場合は、数日で症状が改善することが多いのに対し、花粉症はアレルゲンにさらされている限り長期間症状が続く。

風邪と花粉症では、治療方針がまったく異なるため、「熱がないのに咳が止まらない」「喉の違和感が続く」といった場合には、花粉症の可能性を疑い、早めに医療機関へ相談することが重要だ。

花粉症の548名にどの時期に花粉症の症状が出るか調査した。その結果、春の花粉症(スギやヒノキ花粉など)は70%、秋の花粉症(ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど)は36%となった。

秋花粉症の症状として、くしゃみ、鼻水や鼻づまり、目のかゆみやごろごろとした異物感、鼻づまりなどの症状の認知度は半数を超えた一方で、秋の花粉症の特徴でもある「咳」や「のどの痛み」を知っている人は約1割に留まった。

この結果から、秋花粉症の症状として「咳」や「喉の痛み」などの症状があらわれた際に、風邪と誤認してしまう可能性が高いことが示唆される。

秋花粉症では、鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみといった症状が中心にあらわれる。風邪の場合は数日で症状が改善することが多いのに対し、花粉症はアレルゲンにさらされている限り長期間症状が続く。

そこで、「アレルギー検査をしていないが、秋に花粉症の症状がでないと思っている人」312人を対象に、秋にくしゃみや鼻水、咳、喉の痛みなどの症状が長引くことがあるか質問した。その結果、48%の人が長引くことがあると回答した。

この結果から、花粉症の人のうち2人に1人が秋花粉症と自覚していない「かくれ秋花粉症」の可能性があることが分かった。