
2025年のプロ野球は、レギュラーシーズンの最終盤に突入している。個人タイトルや順位争いが激しさを増す一方、来季の契約更新やFA市場の動向など去就に注目が集まり始める時期でもある。特に主力選手の去就は10月に開催されるドラフト会議にも影響を及ぼす。そこで今回は、去就が注目される読売ジャイアンツの選手を紹介する。
フォスター・グリフィン
[caption id="attachment_233350" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのフォスター・グリフィン(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:左投左打
・身長/体重:190cm/102kg
・生年月日:1995年7月27日
・経歴:ザファーストアカデミー - ロイヤルズ - ブルージェイズ
来日3年目の今季は、故障による離脱が目立つものの、安定した投球を見せているフォスター・グリフィン。契約最終年を迎えるだけに、今オフの去就が注目される選手の1人だ。
2020年にMLBデビューを果たすも、同年8月にトミー・ジョン手術を行い離脱。2022年にメジャー復帰したが、思うような活躍ができず、翌2023年から読売ジャイアンツに活躍の場を移した。
来日初年度は、開幕から先発ローテーションを回り、20試合(121回)を投げて6勝5敗、防御率2.75の好成績をマーク。同年オフに新たに2年契約を結んだ。
昨季も20試合登板で6勝4敗、防御率3.01と一定の結果を残した。今季は体調不良により出遅れたが、復帰後は先発陣を牽引。だが、8月に右膝痛のため戦線を離脱し、ここまで14試合の登板にとどまっている。
それでも、6勝1敗、防御率1.62と優秀な数字を記録。流出は避けたい存在だろう。
岡本和真
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/100kg
・生年月日:1996年6月30日
・経歴:智弁学園高
・ドラフト:2014年ドラフト1位(巨人)
今オフの動向が大きく注目されているのが、岡本和真だ。長らく主砲としてチームを牽引してきただけに、移籍となれば戦力ダウンは必至となる。
智弁学園高から2014年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。高卒4年目の2018年にブレイクを果たし、打率.309、33本塁打、100打点をマークした。
2020年からは2年連続で打撃2冠(本塁打・打点)に輝くなど、主軸としてチームに不可欠な存在となった。
昨季は打率.280、27本塁打、83打点の活躍でベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞。今季も開幕から4番に君臨していたが、5月上旬から長期離脱を強いられた。
8月中旬に復帰後は、持ち前の打棒を遺憾なく発揮。ここまで69試合出場ながら打率.327、15本塁打を記録している。
かねてからMLB挑戦を希望しており、今オフのメジャー移籍が取り沙汰されている。また、今季は国内FA権を取得。今オフはさまざまな選択肢があるだけに、その決断に注目が集まっている。
トレイ・キャベッジ
・投打:右投左打
・身長/体重:188cm/92kg
・生年月日:1997年5月3日
・経歴:グレインジャー高 - エンゼルス - アストロ
来日初年度の今季は、好不調の波こそ大きいものの、及第点の結果を残しているトレイ・キャベッジ。主砲・岡本和真の離脱時には4番打者を務めるなど、打線に不可欠な存在となっており、今オフの去就が注目されている。
2022年ロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビューしたキャベッジ。昨季はヒューストン・アストロズに移り、45試合出場、打率.209、1本塁打、9打点を記録。昨オフに読売ジャイアンツと1年契約で合意した。
来日初年度の今季は、開幕から日本の野球に適応。状態を落とした時期もあったが、現時点で123試合出場、打率.267、17本塁打、51打点、5盗塁の好成績を収めている。
守備面では両翼がメインになっているが、センターのポジションもこなすなど、攻守で高い貢献度を誇る。
近年は日本で活躍する助っ人打者が少なくなってきているだけに、国内他球団への流失は避けたいところだろう。
中川皓太
[caption id="attachment_217847" align="aligncenter" width="530"] 【写真:産経新聞社】[/caption]
・投打:左投左打
・身長/体重:183cm/86kg
・生年月日:1994年2月24日
・経歴:広島・山陽高 - 東海大
・ドラフト:2015年ドラフト7位(巨人)
今季はフル回転の働きを見せている中川皓太。今年8月に国内FA権を取得しているが、流出は是が非でも避けたいところだろう。
東海大から2015年ドラフト7位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから一軍登板を果たすと、プロ4年目の2019年には67試合登板、4勝3敗16セーブ17ホールド、防御率2.37と勝ちパターンの一角に定着した。
2022年は腰痛に苦しみ、まさかの一軍登板なしに終わったが、翌2023年は44試合登板、1勝4敗14セーブ17ホールド、防御率2.08と復活。
しかし昨季は、左膝痛の影響で15試合の登板にとどまり、防御率8.76と低調なシーズンを過ごした。
それでもプロ10年目の今季は、再び復活。ここまで63試合に登板し、2勝4敗36ホールド、防御率2.24とブルペンに不可欠な存在となっている。
豊富な実績を持ち、チームでも貴重なリリーフ左腕となるだけに、全力で引き留めたいところだ。
エリエ・ヘルナンデス
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/89kg
・生年月日:1994年11月21日
・経歴:アメリコルーゴ校 - レンジャーズ
昨季はシーズン途中加入ながら、日本の野球に適応し、好成績を収めたエリエ・ヘルナンデス。しかし今季は、大きく低迷しており、来季の契約は不透明な状況となっている。
2022年にテキサス・レンジャーズでメジャーデビューを果たしたが、マイナーが主戦場となっていたヘルナンデス。2024年5月に読売ジャイアンツに加入した。
5月末に一軍へ昇格すると、早々に日本の野球にアジャスト。8月中旬に左手首を負傷して長期離脱となったが、離脱前までは打線の中軸を任され、56試合出場、打率.294、8本塁打、30打点の活躍を見せた。
しかし、来日2年目の今季は「5番・中堅」で開幕スタメンに名を連ねるも、なかなか状態が上がらず。ここまで52試合出場、打率.211、2本塁打、8打点と大きく数字を落としている。
また、8月22日には左手首を負傷し、3度目の二軍降格。不本意なシーズンを過ごしている。
カイル・ケラー
・投打:右投右打
・身長/体重:193cm/92kg
・生年月日:1993年4月28日
・経歴:サウスイースタンルイジアナ大 - マーリンズ - エンゼルス - パイレーツ
来日4年目の今季は、やや数字を落としているものの、日本で豊富な実績を持つカイル・ケラー。昨オフに1年契約を結んでおり、今オフは再び交渉となる見込みだ。
2021年にピッツバーグ・パイレーツで32試合に登板したケラー。翌2022年に守護神候補として阪神タイガースに迎え入れられ、日本でのキャリアをスタートした。
来日初年度は出だしでつまずいたが、シーズン後半は巻き返して契約延長。翌2023年は家庭の都合により途中帰国となったものの、27試合登板、1勝1セーブ8ホールド、防御率1.71の好成績を収めた。
昨季から読売ジャイアンツに加入し、同年は52試合の登板で2勝2敗20ホールド、防御率1.53とフル回転の活躍。だが、今季はここまで45試合に登板し、1勝1敗6ホールド、防御率3.11と前年と比較すると成績を落としている。
NPBへの適応を示し、一定の成績を残しているだけに、今オフの去就が注目される。
【了】