歯科医院 一般社団法人お口プラスは9月8日、「歯の黄ばみ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年4月2日、20歳以上の男女200名を対象にインターネットで行われた。
9割以上の人が歯の黄ばみを気にしている
「自分の歯の黄ばみが気になることはありますか?」と尋ねたところ、9割以上の人が歯の黄ばみを気にしているという結果になった。歯の黄ばみは、多くの人にとって悩みの種となっていることがわかる。
歯が黄ばむ原因は?
歯が黄ばむ原因は、大きく分けて内因性と外因性の2つに分けられる。
内因性
歯の黄ばみは、遺伝によって左右されることがある。歯の色は、エナメル質(歯の一番外側を覆っている硬い層)の厚さによって決まる。遺伝的にエナメル層が薄い人は、内部にある象牙質の色が透けやすく、結果的に歯が黄ばんで見える。また、日本人は元々エナメル質が薄い人が多いので、歯が黄色く見えやすいとされている。
加齢も歯が黄ばむ原因といえる。歯は年を重ねるにつれてエナメル質が摩耗するため、中の象牙質が透けて見えるようになってしまう。
外因性
歯の黄ばみは、飲食物や生活習慣などの外的要因で引き起こされることもある。
コーヒーやワイン、紅茶などの飲食物には、歯の黄ばみの原因となる成分が含まれる。主な原因として挙げられる成分は「ポリフェノール」。ポリフェノールは健康に良いとされている一方、歯の黄ばみを引き起こす原因に。ポリフェノールが歯のエナメル質を覆う「ペリクル」という成分と結びつくことで、「ステイン」と呼ばれる歯の着色汚れになってしまう。
タバコも、歯の黄ばみの原因となる。前述したペリクルは、タバコに含まれる「タール」とも結合しやすいため、タバコを吸っているうちに歯がどんどん黄色くなってしまうことがある。喫煙歴が長かったり、1日にタバコを吸う本数が多かったりすると、それだけ歯が黄ばみやすくなるという。
磨き残しも、歯が黄ばむ原因となる。毎日の歯磨きが不十分だと、歯に残った食べかすを元に細菌が増殖してしまう。細菌の塊はやがて歯垢(プラーク)となり、この歯垢が石灰化すると歯石になる。この歯石に色が付着することで、歯が黄ばんで見えるようになる。
歯の黄ばみ対策をしている人は6割弱
実際に黄ばみ対策をしている人はどのくらいいるのか。成人男女200人に対し、「歯の黄ばみ対策をしていますか?」というアンケートを実施した。
6割弱の人が、何かしらの歯の黄ばみ対策をしているという結果となった。この結果から、歯の黄ばみケアに取り組んでいる人は比較的多いということがわかる。
歯の黄ばみ対策でしているセルフケアとは?
では、歯の黄ばみに対して、具体的にどのようなセルフケアが行われているのだろうか。
先ほどのアンケートで「はい」と回答した115人に、「歯の黄ばみ対策で行っているセルフケアはありますか?」という質問を実施した。
もっとも多く寄せられたのは、「黄ばみ対策用の歯磨き粉を使用している」という回答だった。黄ばみ対策に特化した歯磨き粉を使用すれば、ある程度の着色汚れは落とせるが、日本で売られている歯磨き粉製品には、基本的に歯を漂白する成分は含まれていない。そのため、あくまで歯の表面についた着色汚れを落とすのみとなる。また、「マウスウォッシュや市販のホワイトニング製品を使用している」という回答もあったが、いずれのセルフケアにも限界があると言わざるを得ない。
歯科での施術とセルフケアでは何が違う?
アンケートによると、3割程度の人が歯科医院で黄ばみ対策をしたことがある、ということがわかった。歯科医院では、より効果的な黄ばみ対策をすることができる。
歯科医院で行われている施術
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医の指導のもと、自宅で黄ばみとりをする方法。歯科医院に一度行ってマウスピースを作成すれば、後は自宅で黄ばみ対策ができる。頻繁に歯科医院に足を運ぶ必要がないので、忙しい人には最適な方法といえる。しかし、「効果を実感できるまでには時間がかかる」「三日坊主になりやすい」というデメリットもある。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行う歯の黄ばみとり。濃度が高い薬剤を使用するため、非常に即効性がある。ただし、「費用が高額(1回2〜5万円程度)」「歯の白さが長持ちしにくい」というデメリットも。また、虫歯や歯周病などがあると施術できない場合があるので、歯を健康に保っておく必要がある。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用して行う方法のこと。効果を実感しやすく、歯の白さを長く持続させることができる。





