一般社団法人El Sistema Connect(東京都中央区)は、大人が学ぶDEI入門『ポッシボの学校』を実施している。
本プログラムは、絵本『ミルとキクとポッシボ』に登場する“しょうがいのあるかみさま”ポッシボを象徴とした学びの場であり、「できるかどうかじゃない、やりたいかどうかだ」という言葉を軸に、多様性・公平性・包摂性(DEI)を身近な人権の問題として捉え直し、創造的に学ぶことを目的としている。
<講義コース>
講義コースでは、多様な分野で活躍する専門家を講師に迎え、月1回のペースでオンライン講座を開催する。第1期のテーマは「あなたの『枠』を壊す、想像と創造のチカラを養成する」。対象は、企業のDEI担当者をはじめ、インクルージョンやクリエイティブ分野に関心のある人、音楽や教育、福祉、表現活動に関わる人など幅広い。
講座は毎月第4火曜日の20時から21時30分まで(Q&Aセッションを含む)実施される。追加の開催日として、2025年8月26日、9月23日、10月28日、11月25日、さらに2026年1月27日、2月24日も予定されている。Zoomを用いたオンライン形式で行われ、すべての回でアーカイブ配信も用意される。受講料は年間パスが30,000円、1回ごとのスポット参加は3,900円
講師には、ユニバーサルデザインアドバイザーとして聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐ松森果林氏、パラリンピックトライアスロン日本代表選手の木村潤平氏、ソーシャルジャーナリストの鈴木款氏など、多彩な顔ぶれが揃う。
<ゼミコース>
ゼミコースは、子育てや教育に関わる人々が、日常に役立つ知識を学びながらつながりを深めることを目的としたコミュニティである。対象は、子育て中の家庭や、子どもの教育に携わっている人たち。2025年6月13日より開講予定で、月に2回、第2・第4金曜日の20時から21時までオンラインで実施される。
前半は、日替わりで開催されるプチ講座と茶話会の時間となっており、難聴児の育児、日本手話と日本語対応手話の違い、弱視の子どもに役立つ便利グッズの紹介など、日常に即したテーマが扱われる。後半は、子どもと一緒に手話表現で歌を楽しむ「手歌(しゅか)」のワークショップで、手話の解説付きで進行する。
参加費は月額3,000円で、参加者同士の交流とともに、インクルーシブな子育て・教育の実践に活かせる知識を深める場となっている。
すべてのクラスで手話通訳などの情報保障を実施。収益は、ホワイトハンドコーラスNIPPONの活動資金として使用される。
<ホワイトハンドコーラスNIPPON>
ホワイトハンドコーラスNIPPONは、ろう者、難聴、全盲、弱視、車いすユーザーを含むすべての子どもに開かれたインクルーシブな合唱団である。誰もが無料で参加可能。
2019年に設立されたEl Sistema Connectが、音楽による社会活動「エル・システマ」の理念に基づき、2020年より東京芸術劇場と共同で活動を開始。京都女子大学との連携による京都での展開も行っている。
声で歌う「声隊」と、手話で歌う「サイン隊」が共に演奏するスタイルが特徴。
2023年には「キッズデザイン賞」、2024年には「ゼロ・プロジェクト・アワード2024」、2025年には「第3回やなせたかし文化賞」を受賞。
