鉄建建設は、JR東日本と共同で、点群データを活用した軌道面監視システムを開発したと発表した。3Dセンサで取得した点群データを解析することで、線路内に立ち入ることなく軌道面の変状をリアルタイムに把握できる新しい監視手法となる。
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点群データを活用した軌道面監視システムの概要図
線路下または線路周辺で掘削等の作業を行う際、線路下に敷き詰めたバラストの陥没により軌道が変状すると、列車の運行に支障をきたす場合がある。そのため、施工中の軌道変位量が定められた基準値以内となるように管理する必要があるという。
従来はあらかじめ決められたポイントの変状を計測機器で監視しており、計測結果を把握するまで数分を要した。機器の設置と保守のため、作業員が線路内に立ち入る必要もあった。目視で監視する場合、常時の監視が難しく、リアルタイムに変状を把握することも難しかった。
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軌道面が陥没した状態
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軌道面監視システムの変異検知画面
新たに開発されたシステムは、監視エリア全体をメッシュ状に区分し、各エリアでバラストの陥没または隆起が50mmを超えた場合に、ブザーと回転灯でアラートを発報するしくみとしている。同時に、事前に登録した工事関係者にメールで変状を通知できるようにした。今後は実運用に向けた検証と運用方法の検討を進める予定とのこと。