文藝春秋は8月5日、『ジブリの教科書21 君たちはどう生きるか』(スタジオジブリ・文春文庫編集部 編)を刊行した。

  • 『ジブリの教科書21 君たちはどう生きるか』

    『ジブリの教科書21 君たちはどう生きるか』

「ジブリの教科書」は、スタジオジブリ作品の制作背景、出演者・制作陣のインタビュー、そして各界のプロフェッショナルたちがどのように作品を読み解いたかが一挙にわかる、ロングシリーズ。その最新作がこの夏、7年ぶりに刊行された。

同書では、「引退宣言」を撤回した宮﨑駿監督が、7年余の歳月をかけて完成させた自伝的ファンタジー作品『君たちはどう生きるか』について、豪華執筆陣が読み解いていく。

  • 『ジブリの教科書21 君たちはどう生きるか』目次

    『ジブリの教科書21 君たちはどう生きるか』目次

Part1「映画『君たちはどう生きるか』誕生」、Part 2「『君たちはどう生きるか』の音楽」、Part 3「『君たちはどう生きるか』を演じる」、Part 4「『君たちはどう生きるか』を読み解く」で構成されており、Part1「映画『君たちはどう生きるか』誕生」では、「引退宣言」の撤回の経緯、作画監督に本田雄を起用、異例の長期制作、宣伝一切なしでの公開……宮﨑駿監督の新たな挑戦とアニメーションの可能性を示した作品が生み出されるまでの背景が紐解かれている。

また、Part 2「『君たちはどう生きるか』の音楽」では、本作の音楽を担当した久石譲さんと、主題歌を手掛けた米津玄師さんが登場。お二人のロングインタビューの内容が全文掲載されており、「宮﨑さんが行こうと思っているんだったら僕もそこに行く。こんなの見たことないよねということを一緒にやると決めたんです」と久石氏。Part 3の「『君たちはどう生きるか』を演じる」では、公開から2年の時を経て、主人公・眞人を演じた山時聡真さん、ヒミを演じたあいみょんさんの新規特別インタビューが掲載されている。

さらにPart 4「『君たちはどう生きるか』を読み解く」では、様々な角度から論じられてきた作品世界を、藤原辰史、千葉雅也、東畑開人、冲方丁、落合博満、塚原あゆ子、山崎貴といった豪華執筆陣が多彩に読み解いていく。

そして最後には、鈴木敏夫プロデューサーの新規特別インタビューが掲載されており、その中で鈴木氏は、「『君たちはどう生きるか』という映画の最大の魅力は、アニメーションの表現そのものにあります」と語っている。

文庫版で全240ページ。価格は1,430円。