国土交通省は、都市鉄道の混雑率調査結果(2024年度実績)を7月29日に公表した。モノレールで最も混雑率の高い路線は湘南モノレール、次いで千葉都市モノレールの順に。国内で2例のみという懸垂式モノレールの両社が、ともに150%台の高い混雑率となった。

  • 湘南モノレールは2024年度の混雑率153%

湘南モノレールは、日本国内の公共交通機関として初の懸垂式(サフェージュ式)モノレールとして開業。現在は大船~湘南江の島間で列車を運行している。最混雑区間は江の島線の「富士見町→大船」間。2024年度は最混雑時間帯の7時11分から8時4分まで、輸送力1,776人(3両×8本)に対し、輸送人員2,721人、混雑率153%だった。前年度と比べて、輸送力はほぼ同じだが、輸送人員が約250人増加(2023年度の輸送人員2,464人、混雑率139%)している。

千葉都市モノレールは千葉みなと~県庁前・千城台間を結び、営業キロ15.2kmで「懸垂型モノレールとしては営業距離世界最長(15.2km)」のギネス認定を受けた。最混雑区間は2号線の「千葉公園→千葉」間で、2024年度は最混雑時間帯の8~9時、輸送力1,440人に対し、輸送人員2,174人、混雑率151%だった。前年度と比べて最混雑時間帯が30分遅くなり、この影響で列車本数も減っている(2023年度は2両×10本、2024年度は2両×9本)。

  • 千葉都市モノレールは2024年度の混雑率151%に

なお、跨座式モノレールである東京モノレールは最混雑時間帯の輸送力8,700人(6両×15本)、他のモノレールも輸送力2,000~3,000人台となっている。一方、懸垂式モノレールの2社はともに輸送力1,000人台。こうした差も、混雑率を高くした要因のひとつといえる。