国土交通省は、都市鉄道の混雑率調査結果(2024年度実績)を7月29日に公表した。おもに東京都内を走る地下鉄に関して、東京メトロ日比谷線が混雑率160%以上、都営大江戸線や東京メトロ南北線・東西線などの路線が混雑率150%以上となっている。

  • 東京メトロ日比谷線の車両13000系

東京メトロ日比谷線の最混雑区間は「三ノ輪→入谷」間。2024年度は最混雑時間帯の7時50分から8時50分まで、輸送力2万7,945人(7両×27本)に対し、輸送人員4万5,550人、混雑率163%だった。輸送力は前年度と同じだが、輸送人員が300人近く増加(2023年度の輸送人員4万5,271人、混雑率162%)。JR埼京線と並び、2024年度の混雑率ワースト3位タイとなった。

都営大江戸線の最混雑区間は「中井→東中野」間。2024年度は最混雑時間帯の7時50分から8時50分まで、輸送力1万5,308人(8両×20本)に対し、輸送人員2万3,749人、混雑率155%だった(2023年度は混雑率152%)。東京メトロ南北線の最混雑区間は「駒込→本駒込」間。2024年度は最混雑時間帯の8~9時、輸送力1万8,090人(6.4両×19本)に対し、輸送人員2万7,497人、混雑率152%(2023年度は混雑率146%)。東京メトロ東西線の最混雑区間は「木場→門前仲町」間。2024年度は最混雑時間の7時50分から8時50分まで、輸送力4万500人(10両×27本)に対し、輸送人員6万750人、混雑率150%だった(2023年度は混雑率148%)。

  • 都営新宿線の車両10-300形

都営新宿線は2024年度、最混雑区間の「西大島→住吉」間において、最混雑時間帯の7時40分から8時40分まで、輸送力2万3,800人(10両×17本)に対し、輸送人員3万5,697人、混雑率150%に。輸送力は前年度と同じだが、輸送人員が2,300人以上増加(2023年度の輸送人員3万3,382人、混雑率140%)し、混雑率も前年度を大きく上回った。

なお、東京メトロの銀座線と副都心線は2023年度に列車混雑計測システムを導入したことで、2024年度の精度が向上したという。銀座線は最混雑区間の「赤坂見附→溜池山王」間において、2023年度の混雑率98%だったが、2024年度は輸送人員の増加(2023年度は1万5,543人、2024年度は2万3,314人)で混雑率147%に。一方、副都心線は最混雑区間の「要町→池袋」間において、2023年度の混雑率137%だったが、2024年度は輸送人員の減少(2023年度は3万3,214人、2024年度は2万8,365人)で混雑率117%となっている。