ジェンマブは7月24日、「治療に関する不安や悩みについての意識調査」の結果を発表した。調査は4月2日~11日、子宮頸がんと診断された20~60代の女性300名を対象にインターネットで行われた。

  • 診断告知時の不安

    診断告知時の不安

診断告知時の不安を教えてもらったところ、「治療費用」(39.9%)、「生活への影響」(39.4%)、「再発の不安」(33.6%)が上位に。年代別にみると、40代以降では「治療費用」「生活への影響」が多い傾向がある一方、20代・30代では「出産への影響」(40%超)や「パートナーとの関係」「性交渉への影響」など、ライフステージ特有の悩みが多かった。

また、周囲の人に伝えることについて約半数が「ためらいを感じた」と回答しており、理由を聞くと、「心配される」や「相手に気を使わせてしまう」が上位に。また、「夫・恋人・パートナー」に対しては「子育てや家事などに支障が出るかもしれない」(19.7%)や「責任を感じさせてしまう」(16.5%)が、子どもに対しては「死をイメージされる」(50.4%)がそれぞれ高く、相手によって心理的負担のあり方に違いが見られた。

  • 子宮頸がんに関する情報について充分に情報があるもの/不足しているもの

    子宮頸がんに関する情報について充分に情報があるもの/不足しているもの

調査によると、受診前に「子宮頸がんがどのような疾患(病気)かを理解していた」人は37.1%。情報収集の方法は、受診前から診断前後、治療中のいずれの段階でも「自分で情報を調べた」が最も多く、情報源は「疾患情報サイト」や「医療機関のサイト」が最多に。

一方病状の進行に伴い医療者の説明の重要度が増していく傾向が見られ、情報の十分さの評価では、「病気そのものの内容」(39.2%)、「検診・検査」(35.3%)、「現在可能な治療法について」(24.9%)は十分に情報があると回答があった一方で、多くの人が「費用の助成制度」(19.7%)、「メンタルケア・対処法」(18.3%)、「新しい治療法」(17.9%)、「副作用や後遺症」(14.3%)について情報不足と感じていることが明らかに。

そこで、医師とのコミュニケーションの状況について聞くと、医師側から「病気や症状」に関する説明が十分と感じる回答が6割以上(66.6%)である一方で、「治療費用」(49.3%)は半数を割り、さらに「新しい治療法」(41.8%)は他に比べて低い割合に。患者さん側からも積極的にこれらの話題を出しにくい傾向が示されており、治療における幅広い要望や不安を相談できる環境整備や周知の必要性が示唆される結果となった。

  • 子宮頸がん治療に対する考えや行動について

    子宮頸がん治療に対する考えや行動について

次に、子宮頸がん治療に対する考えや行動について聞いたところ、「世の中に子宮頸がんの情報が広く伝わると良いと思う」(85.9%)や、「治療法や、副作用・後遺症についての情報は少ないと思う」(77.0%)が多い結果に。

また、「子宮頸がん治療を受けるのは難しいと思うことがある」との回答が43.7%あり、その理由として「病気について相談する相手がいない・相談することが難しい」や「経済的な困難」(各約4割)、「仕事面での影響」(約3割)が上位に。そのような中で、治療における支えとなるものとしては1位「家族」(66.6%)、2位「医師や看護師などの医療スタッフ」(26.3%)となった。