MED ITALYは、PRIZMAと共同で「医師の英語対応力」に関する調査結果を2025年7月7日に発表した。調査は、2025年6月13日~14日の期間、調査回答時に医師と回答したモニター1,029人を対象にインターネットにて実施したもの。
医師の約9割が、外国人患者の増加を感じている
外国人患者は増えていると思うかとの質問に対し、「とてもそう思う」(38.9%)、「ややそう思う」(50.7%)を合わせて約9割が増えていると思うと回答した。また、「グローバルに活躍する医師への憧れを持ったことがある」(84.5%)との回答は8割を超えた。
外国人患者の診療で、語学力不足により支障が出た経験について尋ねたところ、「診断や治療内容を十分に説明できなかった」(42.3%)が最も多く、次いで「症状や病歴を正確に把握できなかった」(39.4%)、「処方薬の服用方法や注意点が伝わらなかった」(32.7%)と続いた。
あわせて、国際学会などに参加した際に英語力がもっと高ければ、より有意義なものにできたと感じたことがあるかを尋ねたところ、「とても感じた」(43.2%)、「ある程度感じた」(47.4%)で、そのように感じた人の割合は約9割にのぼった。
現在、職場に英語でスムーズに医療対応ができるスタッフがどれくらいいるかを尋ねると、5割以上だという回答はわずか15.6%にとどまった。「まったくいない」も6.0%。
職場の英語対応に関する課題に対し、最も多かったのは「英語での対応に時間がかかり診療効率が下がる」(38.0%)で、次いで「外国人患者対応で誤解やトラブルが起こることがある」(33.7%)、「英語を話せるスタッフが限られており、対応が属人的になっている」(33.2%)と続いた。
また、英語での診療や説明への自信に対し、6割以上が「自信がある」と回答した一方、「とても自信がある」(20.9%)は約2割にとどまる結果だった。
今後、医師としてのキャリア形成における英語対応力について尋ねたところ、「とても重要だと思う」「やや重要だと思う」が合わせて82.9%。8割以上が必要性を認識していることが明らかに。
さらに、医師に英語対応力がある場合のメリットについては、トップの「外国人患者と円滑にコミュニケーションがとれる」(45.9%)に次いで、「最新の医学論文や医療情報を英語で直接入手できる」(45.8%)、「国際学会や海外研修で発表・議論ができる」(27.8%)と続き、患者とのコミュニケーションだけでなく医師としての研鑽・スキルアップに寄与すると考える医師が多い。
また、約9割が「機会があるなら医学留学など海外で学ぶ経験をした方が良いと思う」(89.5%)と回答したことも分かった。



