漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2025』の開催会見が25日、東京・渋谷よしもと漫才劇場で開催された。
おいでやす小田に「株主総会みたいになってるから!」
会見には、昨年チャンピオンの令和ロマンをはじめ、バッテリィズ、真空ジェシカ、エバース、ヤーレンズ、マユリカ、ジョックロック、ママタルト、ちょんまげラーメン(旧:インディアンス)、金魚番長、豪快キャプテン、例えば炎、スタミナパンらが登場。麒麟の川島明とABCテレビの東留伽アナウンサーが司会を務めた。
『M-1』の開催会見や決勝進出者発表会見の司会としてお馴染みとなっている川島。2020年の決勝進出者発表会見では、舞台前に置かれたイスから立ち上がり、壇上に向かって「ええ加減にせえ!」と大声を張り上げるおいでやす小田に対し、「株主総会みたいになってるから!」とツッコミを入れ、大爆笑を起こした。川島も自身の転機の一つとして、このツッコミを挙げている。
川島明のツッコミが見事
今回の会見でも、キメ台詞の「ガチでエグいぞ」を言い放つも無風だった町田和樹(エバース)が、ほかの芸人たちに「あとは全員で、なんとかしてください」と託すと、川島は「なんで借金みんなで返さなあかんねん」とツッコミ。
さらに、登場時になぜかバレーボールのレシーブポーズで合わせてきたママタルトに、「(大鶴肥満が)服も相まって、バボちゃんにしか見えない」と瞬時に返したり、ボケのあとに静まりかえった会場の天井を見上げる田渕章裕(ちょんまげラーメン)には、「雨宿りやないねんから」とツッコミを入れたり、見事な例えが冴え渡っていた。
また、会見中には、金魚番長から始まった“占いルーレット”ノリに、スタミナパン、豪快キャプテン、例えば炎が乗っかっていく、記事としてニュアンスを伝えるのが難しい流れも。すると、会見終了間際、川島は「ルーレットのくだりは本当に記者の皆さんの腕にかかってますんで。なんとか皆さんの腕を貸してください。なかったことにはしないでください」と改めて話題に出して、笑いを誘うなど、フォローもさすがだった。