「日テレ シナリオライターコンテスト2024」の受賞作が決定し、大賞(賞金300万円)には瀬戸大希さんの『モスト・ワースト・ファーストラブ』が選ばれた。

  • (左から)そらジロー、大賞の瀬戸大希さん、佐藤貴博事務局長

応募総数は、954編。第一次選考で102編、第二次選考で22編、第三次選考で13編が残り最終選考の結果、大賞1作品・準大賞1作品・佳作1作品、そして審査員特別賞4作品が決定した。

大賞の『モスト・ワースト・ファーストラブ』に、審査員は「ストーリー展開が本当に読めない。オリジナリティーにあふれている。なかなかない設定の中で、こうなっていくのかと予測して読んでいったが、気持ちよく裏切られた。キャラクターも非常に魅力的。主人公を応援しながら読んでいった。映像が目に浮かぶ、映像化したいなと思わせる作品」と総評。

このほど同局で行われた授賞式で、瀬戸さんは「不器用で、生きづらさを感じている、モテない人間を描きたいと思い書いた作品。いままでで一番魂を込めて書くことができた。今日がスタート地点。これから色々なジャンルの作品に挑戦したい」と語った。

「日テレ シナリオライターコンテスト」の佐藤貴博事務局長は「昨年18年ぶりのシナリオコンテストを日本テレビとして再開した。その際に名称を『シナリオライターコンテスト』としたのは、その脚本を書いたクリエーターと出会いたい、評価したいという思いがあったから。昨年に続き今年も幅広い世代から、さまざまなジャンルの作品を多く応募いただいた。本コンテストは、ドラマ化するということにとどめず、映画、アニメも含めた広い意味での“映像化”を念頭に審査し、優秀作品を決定している。脚本家の皆さん一人ひとりの際立った個性、思いを感じることができる作品を選ぶことができた。今後も継続してコンテストを開催していく」と述べた。

昨年の大賞受賞作である神谷克麻さんの『217円の絵』の映像化も決定。放送日などの詳細は、今後発表される。

「日テレ シナリオライターコンテスト2024」受賞作

・大賞(賞金300万円):瀬戸大希さん『モスト・ワースト・ファーストラブ』
・準大賞(賞金100万円):坪井努さん『赤羽さんは飲み会に来ない』
・佳作(賞金50万円):田中悦子さん『ありふれた恋』
・審査員特別賞(賞金10万円):梶谷怜央さん『リバーサル』、豊田滋さん『骨から愛して』、増沢由美子さん『桃色のシュシュ』、藁品優子さん『ジャック!』

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