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プロ野球の祭典、オールスターゲーム。選手にとっては憧れの舞台であり、ファンにとっては夢のような時間だ。一方、中日ドラゴンズには実力と人気を兼ね備えながらも、まだオールスター出場経験がない選手たちがいる。今回は、オールスター出場経験のない中日の主力選手を紹介する。(文・シモ/成績・投票数は6月17日終了時点)
岡林勇希
投打:右投左打
身長/体重:175cm/75kg
生年月日:2002年2月22日
経歴:菰野高
ドラフト:2019年ドラフト5位
中日ドラゴンズでオールスターに出場していない選手と言えば、プロ6年目の岡林勇希だろう。
プロ3年目には142試合の出場で、打率.291、161安打を放って最多安打のタイトルを獲得。
翌2023年には143試合の出場で、打率.279、163安打と、今や中日の主力に成長した。
昨季は、やや調子を落としたものの、123試合の出場で109安打を放っている。そんな岡林だが、オールスターへの出場は果たせていない。
2023年のオールスターファン投票では、外野手部門で235,761票の9位。2022年、2024年のファン投票では、上位10位にすら入れていない状況だ。
今季のオールスターファン投票では、1位・森下翔太(阪神)の582,662票、2位・近本光司(阪神)の465,712票、3位・上林誠知(中日)の326,854票に次ぐ4位に付けている。
1位・森下の選手としての印象度、阪神ファンの投票熱に押されがちではあるが、なんとかオールスターの切符を手に入れたい。成績次第では、監督推薦の可能性も残されている。
今季は64試合の出場で打率.307、2本塁打、15打点、13盗塁の岡林。打力だけでなく、3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した守備力と脚力で、オールスターでも躍動する姿が見られるか。
藤嶋健人
投打:右投右打
身長/体重:177cm/90kg
生年月日:1998年5月8日
経歴:東邦高
ドラフト:2016年ドラフト5位
プロ9年目の藤嶋健人も、オールスターに出場したことがない選手の1人だ。
藤嶋は、先発や中継ぎ、緊急登板などの様々な役割をこなしてチームに貢献してきた。プロ2年目にフレッシュオールスターゲームに出場しているが、一軍のオールスター戦は未出場である。
2021年には48試合の登板で防御率1.59をマーク。翌2022年には50試合の登板で防御率2.13の成績を残し、同年から3年連続で50試合以上に登板している。
今季は25試合の登板で6ホールドポイント(1勝2敗5ホールド)、防御率4.03。だが、チームトップの29試合に登板している松山晋也と、負けず劣らずの登板数で投手陣を支えている。
様々な役割を重ねながら、今季は300試合登板も達成した藤嶋。オールスターに出場していないのがおかしいくらいの成績だが、今季は出場を果たせるだろうか。
清水達也
投打:右投右打
身長/体重:185cm/95kg
生年月日:1999年11月3日
経歴:花咲徳栄高
ドラフト:2017年ドラフト4位
中日ドラゴンズ8年目の清水達也だが、意外にもオールスター経験がない。出場したのは、ルーキーイヤーの2018年に選ばれたフレッシュオールスターだけである。
2022年シーズン以降の3年間で、毎年50試合以上の登板数を誇る清水。
2023年オールスターファン投票では、149,034票を集めて4位。同年は50試合の登板で28ホールドポイント(3勝3敗25ホールド)、防御率3.09を記録した。
しかし、60試合の登板で39ホールドポイント(3勝1敗36ホールド)、防御率1.40の成績を挙げた昨季は、ファン投票の上位5位から漏れていた。
今季はここまで、26試合の登板で22ホールドポイント(4勝0敗18ホールド)、防御率1.05と驚異的な数字を挙げている。
また、今季のオールスターファン投票中間発表では、1位・大勢(巨人)の332,612票に続く、234,173票で2位につけている。
オールスターの舞台で、ポーカーフェイスで淡々と投げ込む清水の姿を夢見るファンは多いだろう。
齋藤綱記
投打:左投左打
身長/体重:182cm/92kg
生年月日:1996年12月18日
経歴:北照高
ドラフト:2014年ドラフト5位
オリックス・バファローズ、北海道日本ハムファイターズ、中日ドラゴンズと3球団を渡り歩いてきたプロ9年目の齋藤綱記。中日には欠かせない存在だが、オールスター出場経験はない。
オリックス、日本ハムでは充分な実績を残せなかったが、プロ7年目の2023年にトレードで中日に移籍すると大きく飛躍。同年は31試合の登板で13ホールドポイント(2勝0敗11ホールド)、防御率0.73の成績を挙げた。
昨季は、チーム最多の56試合登板で23ホールドポイント(4勝3敗19ホールド)、防御率2.09をマークし、プロ初の50試合登板を果たした。
そして、今季も14試合の登板で10ホールドポイント、防御率0.73と堂々の成績を残している。
5月17日に、コンディション不良のため登録を抹消されているが、ファンの間では、齋藤をオールスターに推す声も数多く聞かれる。
プロ2年目には腰痛を発症して一軍登板なしで終わり、日本ハムに交換トレード後、わずか半年で中日に再トレードされたりと、苦労を重ねてきた齋藤。
ぜひともオールスターに出場して、活躍してもらいたい。
祖父江大輔
投打:右投左打
身長/体重:175cm/75kg
生年月日:1987年8月11日
経歴:愛知高 - 愛知大 - トヨタ自動車
ドラフト:2013年ドラフト5位
プロ11年目で、今季37歳になる祖父江大輔。その実績から、オールスターに出場したことがあると思うファンも多いことだろう。
谷繁元信、森繁和、与田剛、立浪和義、井上一樹と歴代5人の監督に仕え、12年にわたり中日ドラゴンズのブルペン陣を支え続けてきた祖父江。
しかし、オールスターの舞台に立ったことがない。
ルーキーイヤーの2014年からすでに54試合に登板し、以降も30〜50試合のリリーフ登板を続けている。通算防御率も、3.02の安定ぶりだ。
その実績から、リリーフ陣の精神的な柱としてドラゴンズ投手陣を支えると共に、親しみやすい人柄も持ち合わせている。
ドラゴンズ一筋11年で、中継ぎとして活躍してきたこれまでの実績は、もっと評価されてしかるべきだろう。
今季は9試合の登板で防御率5.23と苦しんでいるが、6月11日の楽天戦でプロ通算500試合登板を達成した。
大きな記録を達成しただけに、オールスターゲームにも選ばれるメモリアルイヤーにしたいところだ。
村松開人
投打:右投左打
身長/体重:172cm/80kg
生年月日:2001年1月6日
経歴:静岡高 - 明治大
ドラフト:2022年ドラフト2位
プロ3年目の村松開人も、オールスターへの出場経験がない。
即戦力としてルーキーイヤーから98試合に出場したが、同年の打率は.207。それでも、同年5月14日の東京ヤクルトスワローズ戦では、プロ初本塁打となるグランドスラムを放つなど、鮮烈な印象を残した。
プロ2年目の昨季は109試合に出場し、打率.275、1本塁打、25打点と確実性が向上。遊撃のレギュラーを掴んだ。
また、同年のオールスターファン投票ではプロ2年目ながら、569,142票を獲得して遊撃部門の2位に選ばれた。この結果は、村松のプレーをオールスターで見たいファンの期待の表れだろう。
迎えた今季は、不調ながらスタメンを守り抜くも、4月23日の巨人戦で右内腹斜筋損傷で登録を抹消されてしまう。
それでも、5月25日に一軍に再合流すると、5月29日のヤクルト戦では、相性の良い神宮球場で今季1号となる2点本塁打を放ち、元気なところを見せている。
また、今季のオールスターファン投票の遊撃部門では、148,008票の3位に付けている。残り数日で、ファン投票の結果がいかに変わるか楽しみだ。
【了】